「無添加」って英語で何て言うの?使い方も分かりやすく解説!リアル英語

日常英語関連

「無添加」って英語で?

最近では無添加食品に加え、無添加せっけんやシャンプー、無添加住宅なんてものまで目にするようになってきました。健康に気を遣う一般消費者をなるべく取り込もうと、やたらと「無添加」と謳う企業がここ数年急激に増えてきたように感じます。

さて、この「無添加」ですが、英語ではこのように表現します。

additive-free

ちなみに、「additive」とは「添加物」、そして「-free」は「-がない(入っていない)」を意味します。

余談ですが、ここでせっかく「additive」という単語が出ているので、一つ併せて覚えておいていただきたいのが「食品添加物」です。これを英語では「food additive」と言います。

早速、使い方を見ていきましょう。

「additive-free」の使い方は?

【例1】

This store that I frequent caters to health-conscious consumers. They only sell organic and additive-free stuff.
(私がよく行くこの店は、健康意識の高い消費者向けに商売している。彼らはオーガニックで無添加の商品しか売らない。)

*「frequent」:(他動詞)「~によく行く(訪れる)」の意。

【例2】

There are pros and cons when it comes to the usage of food additives, because they have some benefits such as prolonging the shelf life and allowing us to store foods for emergencies.
So, I usually consume additive-free foods on a daily basis and buy processed foods for my stockpile.
(食品添加物の使用となるとメリットとデメリットがある、なぜなら、それらは例えば棚寿命を延ばし、我々が非常時に備え食料を備蓄するのに役立つからだ。なので、私は日頃は無添加食品を消費し、備蓄用として加工食品を買っている。)

*「pros and cons」の詳細は下記リンクから確認できます!
参考 「pros and cons」の意味と使い方を分かりやすく解説!リアル英語

*「when it comes to」の詳細はこちらから!
参考 「when it comes to」の意味と使い方を分かりやすく解説!リアル英語

まとめ

いかがでしたでしょうか?
最後に、主な添加物も英語で紹介しておきますので参考にしてみてください。

甘味料:sweetener (アスパルテーム:aspartame / スクラロース:sucralose / ステビア:stevia / サッカリン:saccharin)

着色料:colorant (パプリカ抽出物:paprika extract / サフラン:saffron)

保存料:preservative(ソルビン酸:sorbic acid / ソルビン酸ナトリウム:sodium sorbate / ソルビン酸カリウム:potassium sorbate)

香料:flavoring(バニラエッセンス:vanilla essence)

酸化防止剤:anti-oxidant(アスコルビン酸:ascorbic acid / 亜硫酸塩:sulfite)

乳化剤:emulsifier (グリセリン脂肪酸エステル:glycerin fatty acid ester / レシチン:lecithin)



<ここから先は、時間のない方は飛ばして頂いてOKです>

2022年の3月末に「無添加」表示の規制が消費者庁により強化され、新たなガイドラインが策定されました。無添加を強調したデザインや、無添加と健康・安全を結び付けたアピールは規制され、具体的に〇〇不使用という表記をする必要があるなど、無添加表示が難しくなってきています。
消費者庁は、「無添加」=「健康・安全」というイメージが強くなり過ぎ、添加物を使用している商品の安全性が危険視されかねないためとしていますが、完全無添加でなるべく良い物を作っている小さい企業にとっては、アピール力が低下し困惑している企業もある中、添加物をたくさん使用している大企業にとってはウェルカムなガイドラインであるのは間違いありません(少なくとも大企業にとってはネガティブには働きません)。

詳細は触れませんが、日本の添加物事情は調べれば調べるほど恐ろしくなります。
添加物と言うより、むしろ水から食材から種から、何から何まで、口に入る物全般と言った方が正しいと思いますが、海外からの圧力や、資本主義を優先した法改正等々により、我々一般庶民の食卓が年々危険なものになってきているのは間違いなさそうです。

最後に、添加物にはメリットや必要なケースもありますし、一定の知識と倫理観を持って使用されれば一概にネガティブなものとは言えないことも確かです。
大切なのは、日本で一般的に売っているものだから安全、日本政府が法律を作り、日本の大企業が作っているから安全と思い込み(刷り込まれ)、闇雲に目の前にある商品を消費しない事、そして、我々は賢い消費者として、自分でよく考え、自分の責任で判断し選択していくことだと思います。

コメント

タイトルとURLをコピーしました