「without further ado」の意味は?
今回は、プレゼンやパブリックスピーキングなど、人前で話をする場面でかなりの頻度で登場する表現「without further ado」を紹介します。
単語を見てみると「without」は「~無しに」、「further」は「さらなる」「もっと」、「ado」(発音:アドゥー)は「騒ぎ(騒ぐこと)」「面倒」という意味がありますので、全体としては「これ以上の騒ぎ無しに」と言ったところでしょうか。
これが一体どういう意味で使われるのか、もう少し自然な日本語にするとこんな感じです。
「前置きはさておき」
「余計な話はこれくらいにして」
「面倒な話はこれくらいにして、さっさと」
前置きで何かを話した後、スムーズに本題に入りたい時にとても重宝するフレーズです。
早速、使い方を見ていきましょう。
「without further ado」の使い方は?
【例1】
Without further ado, let’s get started!
(余計な話はこれくらいにして、始めましょう!)
【例2】<プレゼンを始める前に>
Hello everyone, let me quickly address some housekeeping issues first. One, we have a hard stop at 3pm, no exception. Two, this presentation will be recorded for educational purposes. Okay, without further ado, let’s begin!
(みなさんこんにちは、初めに簡単に事務連絡です。1つ目は、3時で絶対終了です、例外無く。2つ目はこのプレゼンは教育目的で録画されます。では、前置きはこれくらいにして、始めていきましょう!)
*「hard stop」の詳細は下記リンクから確認できます!
参考 「hard stop」の意味と使い方を分かりやすく解説!リアル英語
まとめ
いかがでしたでしょうか?
初めて目にする方には幾分取っ付き辛いかもしれませんね。
ちなみに、使用頻度はかなり下がりますが、「without further ado」を「with no further ado」と言っても意味は同じです。併せて覚えておきましょう。
最後になりますが、ここで注意したいのは、何と言ってもこのフレーズを使う場面です。
友人や家族との日常会話など、カジュアルなシーンで使うのはかなり不自然さを感じます。若干フォーマルな響きのする表現ですので、大勢の前でちょっとかしこまって話をする際に使うのが自然でしょう。
繰り返しになりますが、本当によく使われます。ぜひみなさんのボキャブラリーへ追加しておきましょう。
それでは!
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