「wife beater」の意味は?
今回紹介するのは、会話中でもテレビでもよく登場し、日常的によく使われるものの、字面からは全く意味が想像が出来ない英語表現「wife beater」を紹介していきます。スラングチックな表現ではありますが、知っていて損はないでしょう。それでは早速見ていきましょう!
単語を見てみると、「wife」は「妻」「奥さん」、「beater」は「殴る人」から、直訳は「奥さんを殴る人」「暴力夫」というところでしょうか。もちろん、文字通りこの意味で使われることもあるのでしょうが、通常はこんな意味で使われます。それが、
「(特に白の)タンクトップ」
です。
えっ!?なんで??という声が聞こえてきそうですが、妻や彼女に暴力をふるう男性が典型的に着用しているのが白のタンクトップというイメージから来ているそうです。確かに、タンクトップを着たマッチョ(とは限らないが)片手にビール瓶を持って奥さんに暴力… 何となくそんなイメージありますよね?(私の偏見でしょうか?)
意味が分かったところで、使い方も見ていきましょう!
「wife beater」の使い方は?
【例1】
My grandpa always walks around the house in his yellowed wife beater and worn-out tighty whities.
(僕のおじいちゃんはいつも黄ばんだタンクトップと擦り切れた白ブリーフで家の中を歩き回ってるよ。)
*「yellowed」:「黄ばんだ」の意。
*「tighty whities」:「白ブリーフ」の意。カジュアルかつスラングチックな表現。
【例2】
A : You always wear a wife-beater. Is that because you don’t like the constricting feeling around your shoulders?
(君はいつもタンクトップ着てるね。肩の周りの締め付け感が好きじゃないからかい?)
B : Yeah, there’s that, but not quite.
(そうね、それもあるけど完全にそういうわけでもないなぁ。)
A : So, is that because you want to show off your muscles?
(てことは、筋肉を見せつけたいからかい?)
B : Spot on!
(その通り!)
*「constricting feeling」:「締め付ける感覚」の意。「constrict」は「~を締め付ける」。
*「There’s that」:「それもあります」「それもあるな」の意。カジュアルな言い回し。
*「not quite」:「完全に~ではない」「必ずしも~ではない」の意。例文にあるように、単体での使用も可。
*「Spot on!」:「その通り!」「まさに!」「ぴったり!」の意。
まとめ
いかがでしたでしょうか、面白い表現でしたね。「タンクトップ」をニュートラルに言うなら、もちろん「tank top」です。あくまで「wife beater」はスラング的な表現であるということを覚えておきましょう。
それではこの辺で失礼します!
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