「暗黙のルール」って英語で?
今回は、英語で何て言うのシリーズから「暗黙のルール」または「暗黙の了解」とも言うと思いますが、こちらを紹介していきたいと思います。知らないと一から表現していくのは難しいと思います。ぜひここで覚えていってくださいね!
そもそも、「暗黙」の意味は「何も言わず黙っていること」(英語では「silent」)ですが、「暗黙のルール」を英語に直訳すると「silent rules」とでも言いたくなってしまいますよね。しかし、英語ではこのようには言わず、実際にはこんな感じになります。
「unwritten rules」
そうです。「unwritten」は「written」(書かれている/明記されている)の否定語で「書かれていない」「明記の無い」という意味なので、全体では「書かれていないルール」と表現するんです。
むしろ、こちらの方が言葉として日本語のそれよりも分かりやすいのではないでしょうか。
それでは早速使い方も見ていきましょう!
「unwritten rules」の使い方は?
【例1】
A : Wow! Japan is incredible! Why is everyone so organized! People take turns merging at road junctions without any aggressive behavior or honking. Everything is so smooth!
(わぉ!日本は信じられないよ!何でみんなそんなに整然としているんだ!人々は道の合流ポイントでは荒々しい行動やクラクションを鳴らすことなく交互に合流するんだね。すべてがスムーズだね!)
B : Ah, foreign people are surprised when they visit Japan for the first time. It’s one of the unwritten rules in our society.
(あぁ、外国人は初めて日本に来ると驚くよ。日本の社会では一つの暗黙のルールなんだ。)
【例2】
A : How did the job interview go, son?
(就職面接はどうだったんだ、息子よ?)
B : I nailed it! I’ll start working at the beginning of next month. By the way, what’s the most important thing to do first when I start?
(上手く行ったよ!来月の頭から働き始めるんだ。ところで、働き始めたら最初にする一番大切なことは何?)
A : Mmm, there’s a lot. But, navigating the workplace is definitely the first thing you have to pay attention to.
(そうだな、たくさんあるぞ。でも職場のナビゲートが間違いなく注意を払うべき最初のことだろうな。)
B : For example?
(例えば?)
A : I mean you need to understand office dynamics, corporate culture and unwritten rules of the organization, etc.
(職場の力関係や企業文化、組織の暗黙のルールを理解しないといけないってことだ。)
*「by the way」の詳細は ⇒ ⇒こちらをクリック!
*「navigate the workplace」:「(特に新しい職場の)様々な要因を理解しながらうまく進む」の意。
*「office dynamics」:「職場における(人間関係の)パワーバランス」「力関係」の意。
まとめ
いかがでしたでしょうか。例文が少し難しくなってしまいましたが、使い方も理解出来ましたね?
ちなみに、「unwritten」の代わりに「unspoken」(話されない/公言されない)を使い「unspoken rules」とされることもしばしばです。また、「unwritten」や「unspoken」を使えば、他にも「unwritten laws」(暗黙の法律/決めごと)や「unspoken societal pressure」(暗黙の社会のプレッシャー)などなど、様々な表現を作ることが可能です。併せて押さえておきましょう!
それではまた!GOOD LUCK!
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