「vouch for」の意味は?
まずは質問です。「彼の性格を保証する」を英訳する時「guarantee his personality」は適切でしょうか?それとも、何となく不自然さを感じますでしょうか?答えは不自然であり、こんな時に登場するのが今回紹介する「vouch for」なのです。
「vouch for」は日本語ではこのように訳されます。
「~を保証する」
「guarantee」と一緒じゃん!どう違うの!?という声が聞こえそうですが、これが日本語の難しいところ。「guarantee」は日本語にするともちろん「保証する」なのですが、英語で定義を見てみると、
guarantee ;
Cambridge Dictionary
a promise that something will be done or will happen, especially a written promise by a company to repair or change a product that develops a fault within a particular period of time
(何かがなされたり発生するという約束で、修理したり、一定期間中に問題を起こす商品の取り換えをするという、特に会社による書面上の約束)
とあります。
当然、「guarantee」を使っても意味は通じるし、ネイティブにも間違いなく言いたいことは通じるでしょう。しかし、英英辞典を見てわかるように、「性格」のような性質のものには不適切だとお分かりいただけると思います。
一方で、「vouch」の英語での定義ですが、
vouch ;
Cambridge Dictionary
to be able from your experience or knowledge to say that something is true
(経験や知識から、何かが真実であると言えること)
とあります。
つまり、個人的に(経験や知識から)保証すると言いたい場合は「vouch」を使うのが自然なのです。
*「vouch」は自動詞のため、目的語を取る際は「vouch for~」の形で用いられる
それでは使い方を見ていきましょう!
「vouch for」の使い方は?
【例1】
I’ve known him for over 20 years so I can vouch for his honesty.
(私は彼とは20年以上の付き合いなので、彼の誠実さを保証できます。)
【例2】
This dish doesn’t look that good, but I will definitely vouch for the taste.
(この料理はおいしそうに見えないが、味は確実に保証します。)
まとめ
いかがでしたでしょうか。「保証する」と聞くと、どうしても「guarantee」を使いたくなりますが、一段上の英語を目指す方は「vouch for」を絶対に知っておきたいところです。
上で英語での定義を見て頂いたように、日本語訳が同じでも英語では意味が違うということがよくありますので、英語学習に慣れてきた方は、日頃から英英辞典も参照するようにすると良いでしょう。
それではこの辺で失礼します!
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