「catch a falling knife」の意味は?
今回は、投資を始める人には絶対に必要な表現を紹介します。それが「catch a falling knife」です。
投資を経験した人であれば一度くらいは経験があると思いますが、急激に価格が下がるとどうしても買いに走りたくなるのが人間の心理でしょう。
安い!今がチャンス!なんて言って買いに入ったら、下げが止まらずに含み損が膨らんでしまう、その含み損を薄めようとさらに買い増しをしたものの、なお下げが止まらない。
まさにこれが「catch a falling knife」の例です。
「落下中ナイフをキャッチする」つまり、投資の世界では「急落中の金融商品に手を出す」とか「底が見えないものに飛びつく」という意味で使われます。
「catch a falling knife」の使い方は?
例1
Don’t try to catch a falling knife. When something is falling, you don’t know how much longer it’s going to fall. That’s how people lose a ton of money.
(相場が急激に下がっている時に買おうとするな。何かが落ちている時、あとどれくらい落ちるか分からない。そうやってみんな大損するんだよ。)
*「how much longer」:
「あとどのくらい」の意。既に始まった事象があとどれくらいの時間続くのかを聞く時に使われる。
まだ始まっていない、もしくは一般的にどれくらいの時間かを聞く時に使う「how long」とはニュアンスが異なる。
例2
It’s better to wait until the trend changes, otherwise you might end up catching a falling knife. Having said that, I know it is not that easy to wait and do nothing. It sounds easy, though.
(トレンドが変わるまで待つのが良いでしょう、さもなくば落ちるナイフを掴むことになるかもしれません。そうは言ったものの、待って何もしないことがそう簡単ではないことは知っています。簡単に聞こえますけどね。)
まとめ
今回の表現は、投資をしている人にはとても重要な表現だと思います。ぜひ覚えておきましょう!
株式、債券、コモディティ、為替、色々な相場を経験してきましたが、私自身、何度も落ちるナイフをキャッチしてきましたww
相場で何が一番難しいって、やはり「何もせずに待つ」という事ではないでしょうか?
投資をしている方、これから始めようとしている方も、くれぐれも落下中のナイフを掴もうとせず、落下して床で止まったのを確認して掴むようにしましょう!
Good luck!
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