「snowflake」の意味と使い方を分かりやすく解説!リアル英語

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「snowflake」の意味は?

今回は、特にここ数年、アメリカを中心に聞かれるようになった言葉「snowflake」を紹介していきます。

「snowflake」ってスノーフレーク、つまり「雪片」「雪の結晶」のことでしょ!?という声が聞こえてきそうですね。

確かに原義は「雪片」を意味しますが、最近ではスラング的(?)な別の意味を持ってきたように感じます。この言葉は主に若者に対して使われるのですが、それがこちら。

(精神的に)めっちゃ敏感で脆くデリケートな人

ちょっとしたことにも自分で対応できず、すぐに感情的になる人

これと言った日本語にはできませんが、ニュアンスとしてはこんな感じです。

掌に落ちた瞬間に跡形もなく溶けてしまう、そんな雪片からイメージされたのでしょう。素晴らしい感覚ですよね?

この「snowflake」を使った表現で有名なのが、こちらです。

Snowflake generation」(スノーフレーク世代)
 *「Generation snowflake」でも同じ

意味としては、(定義はいくつかあるが)大まかに言うと、ミレニアル世代(2000年以降大人になる世代)の中でも、特に2010年代以降に大人になった世代と言われます。

特徴としては、物心ついた時からインターネット、SNS、何でもルールに縛られる中で、自分で考え、人と対峙し、対面でのコミュニケーションによって問題を解決する能力に乏しく、精神的にとても敏感で傷つきやすく立ち直りが遅いとされています。

さらには他人との競争よりも、個性を重視する風潮の中で育っており、特に自分と違う意見や立場と衝突した時に、自分で対処することができないとも言われます。

単体の「snowflake」にせよ「snowflake generation」にせよ、基本 ’軽蔑的’ 表現とされますので、使う時には要注意ではありますが、英語に触れていると色々なところで耳にしますので、知っておいて損はないでしょう。

意味が分かったところで、早速使い方を見ていきましょう!

「snowflake」の使い方は?

【例1】

No one is coming to save you. Man up! Don’t be such a snowflake!
(誰も君を助けには来ないぞ。毅然とした態度で立ち向かわないと!そんな弱っちくしてちゃダメだよ。)

*「man up」:「毅然とした態度を取る」「しっかりする」「男らしくする」の意。

【例2】

The skills to handle and lead people from the snowflake generation are required if you want to be a leader in the environment where we’re living in today.
(もし今日我々が生きている環境でリーダーになりたければ、スノーフレーク世代の人たちを扱い率いるスキルが求められる。)

まとめ

いかがでしたでしょうか?
「snowflake」は今回紹介した意味で使われる前は元々、雪片はそれぞれ形が違い特徴があるということから、「ユニークな物/人」「特徴があり個性的な物/人という」意味で使われておりました。

最近ではこの意味で使われることは、ほとんどないと思いますが、頭の片隅に知識として入れておいてもらえれば良いと思います。

ちなみに、’世代’(Generation / Gen)についてはいくつか言い方がありますので、最後に確認しておきましょう。

Baby boomer(1940 – 1959 生まれ)
Gen X(1960 – 1979 生まれ)
Gen Y(1980 – 1994 生まれ)*Millennialとも言われる
Gen Z(1995 – 2010 生まれ)
Gen Alpha(2011 – 2025 生まれ)

この区切りは、ソースによって前後しますが、ざっくりこんな感じで覚えておけばよいと思います。
それぞれの詳細は割愛しますが、考え方、価値観、行動、消費癖等々が世代によって違うと説明されます。
興味のある方は是非、ご自身で調べてみることをお勧めします。

それではこの辺で失礼します!

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