「keep up with the Joneses」の意味は?
今回は「keep up with the Joneses」というイディオムを紹介していきます。絶対に直訳では本来の意味にはたどり着かない英語表現です。
まずはこのイディオムがどんな意味で使われるのかというと、こちら、
「隣人(周りの人達)と張り合って見栄を張る」
場面によっては
「(見栄を張って)最新の流行を追い続ける」
のように使われることもしばしばです。
イディオムを分解して見ると、「keep up with」は「~に(遅れず)ついて行く」、「the Joneses」は「ジョーンズ一家」を表し、全体では「ジョーンズ一家に遅れないようついて行く」となります。
”え!?なんでジョーンズ一家??”とツッコミたくなりますよね?
実はこのイディオム、1913年3月31日から1938年4月16日まで、とあるアメリカの新聞に連載された「Keep up with the Joneses」という漫画に由来しています。
これは、著者のPop Momand氏が、隣人との見栄の張り合いの経験を元に書いた新聞漫画で、その隣人をアメリカでは一般的な名前である「Jones」として描写したことから上のような意味が生まれたんですね。
早速使い方を見ていきましょう!
「keep up with the Joneses」の使い方は?
【例1】
It’s extremely exhausting to try to keep up with the Joneses.
(周りに遅れまいと見栄を張ろうとすることは極めて疲れることである。)
【例2】
In all honesty, I don’t see the point in keeping up with the Joneses.
(正直言って、見栄を張って最新の流行を追うことの意味が理解できない。)
*「in all honesty」:「正直言って」「正直なところ」の意。
まとめ
いかがでしたでしょうか?このイディオム、初見では意味がさっぱり分かりませんが、起源をきちんと理解すれば覚えるのは難しくないでしょう。結構使われるので覚えておいて損はないと思います。
最後に補足ですが、「~一家」と言いたい時は「the 名字s(es)」で表せることも押さえておきましょう。「the Tanakas」(田中一家)、「the Yamadas」、「the Joneses」みたいな感じですね。
それではこの辺で失礼します!
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