「for lack of a better word」の意味は?
みなさんは会話をしている時に、このような言い方はしたくないけれども、他に適切な言葉が出て来ないために仕方なく、不本意な言葉を使ってしまったなんて経験はないでしょうか。母国語ほど上手に操えない外国語となると、こういうケースは少なからず起こり得ると思います。こんな時にとても役立つのが今回紹介する「for lack of a better word」です。
単語を見てみると、「lack」は「不足」、「better word」は「より良い言葉」ですので、全体では「より良い言葉の不足のために」となるのですが、日本語にすると、
「他に良い言葉が見つからないんだけど」
「言い方が悪いかもしれないが」
というニュアンスになります。
上で軽く触れましたが、適切な言葉が見つからない時、上手い表現が見つからない時に文中に挿入することで、相手の誤解をあらかじめ避けることができます。
早速、使い方を見ていきましょう。
「for lack of a better word」の使い方は?
【例1】
A : What is the newbie like?
(あの新人ってどんな感じ?)
B : He’s a little bit, for lack of a better word, different.
(彼はちょっと、良い言葉が見つからないんだけど、変わってる感じかな。)
【例2】
A : I can’t believe it!
(ありえねー!)
B : What’s up?
(どうした?)
A : One of my teammates got a promotion, not me. He has less experience than aybody else.
(チームメートの一人が昇進しやがった、俺じゃなくて。あいつ誰よりも経験浅いくせに。)
B : No offense but.. I think you are kind of.. selfish, for lack of a better word.
(気を悪くしないでほしいんだけどさ.. お前は自分のことしか考えてないんだよ、言い方が悪いかもだけど。)
まとめ
いかがでしたでしょうか?こういう表現を知っていると、より自然な会話が出来るようになりますし、いざという時に相手に変な誤解をされずに済みますよね。
ちなみに、使用される頻度は低くなりますが、「word」の代わりに「term」(用語)を使って「for lack of a better term」という言い方も可能ですので、併せて押さえておきましょう。
それではまた!
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