「throw a curveball」の意味は?
今回は、野球に関連した日常会話表現「throw a curveball」を紹介します。そのままやん!カーブボールを投げることでしょ!って思った方、もうちょっと記事を読み進めて頂ければと思います。
確かに、ツッコミの通り原義は「カーブボールを投げる」ことです。野球でも「Can you teach me how to throw a curveball?」(カーブの投げ方教えてくれる?)のように使うことは出来ます。
しかし、バッターにとって打ちづらいカーブボール(変化球)を投げることは、日常会話においては別の意味を持ちます。それが、
「(予期しないことにより)意表を突く」
「嫌な(難しい)質問をする」
「思いもよらないことをもたらす」
などなど、対応が難しく不快な状況を誰かにもたらすことを意味します。
野球をやったことがある人であれば良く分かると思いますが、変化球ってストレートより打つのが難しいですよね。まさにそのニュアンスを上手に表した表現だと思います。
また「throw」の直後に、「人」を間接目的語として入れて「throw someone a curveball」とすれば、誰に対してカーブボールが投げられたのかをよりハッキリさせることができます。
それでは使い方を見ていきましょう!
「throw a curveball」の使い方は?
【例1】
He really threw me a curveball when he went off script in our joint presentation.
(共同プレゼンで彼が勝手なことを言い始めた時にはとても意表を突かれた。)
*「go off script」:「台本から逸れる」「打ち合わせしたことから逸脱する」の意。
【例2】
A : I love Japan and I want to know more about Japanese culture and tradition.
(私は日本が大好きでもっと日本の文化や伝統について知りたいです。)
B : I’m Japanese. Ask me anything.
(俺日本人よ。何でも聞いて。)
A : Why do you bow twice, clap your hands twice and do a single bow again at the end when you visit a shrine and pray.
(なぜ日本人は神社に行ってお祈りをする時、二礼二拍手一礼をするのですか?)
B : What kind of… You threw me a nasty curveball! The hardest question I’ve ever been asked by foreigners.
(なんちゅう… めっちゃムズイ質問してきたね!外国人に聞かれた質問で一番ムズイよ。)
まとめ
いかがでしたでしょうか?今回はとてもイメージから覚えやすい表現だったのではないかと思います。誰かに思いもよらない質問をされた時や、困難な状況に陥った時など、日常生活で使ってみてはいかがでしょうか。
アメリカ英語には野球から生まれた表現が多くあり、日常的、ビジネスシーンでも使えるものばかりです。当ブログでは野球起源の表現もどんどん紹介していきますので乞うご期待!
GOOD LUCK!
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