「between a rock and a hard place」の意味と使い方を分かりやすく解説!リアル英語

日常英語関連

「between a rock and a hard place」の意味は?

今回は、少し長めの表現となりますが「between a rock and a hard place」を紹介していきます。

単語を確認しますが、「between A and B」は「AとBの間に」、「rock」は「岩」、「hard place」は「堅い場所」を意味するので、直訳としては「岩と堅い場所の間に」でしょうか。まず、実際にどのような意味で使われるのかというと、日本語ではこんな感じ。

板挟みで

通常、「be動詞」や「be/get stuck」「be/get caught」などに続き、「板挟みである」「板挟みになる」を表します。

なるほど、’重くて動かない岩と、壊すことができないような堅い場所の間にいる’ ということで板挟みを表しているのか!と考えても良いのですが、調べてみるとこの表現にはきちんとした起源があるようです。

それは、1900年代初頭アメリカの鉱夫の話、彼らは会社に対し厳しい労働環境の改善を求めたが全く取り合ってもらえなかった。そしてこれが意味することは、このまま鉱山での仕事(a rock/鉱山)を継続するか、職を失い路頭に迷う(a hard place/きつい場所)かの選択に迫られたというもの。これが「between a rock and a hard place」の語源と言われています。

下で使い方を見ていきましょう!

「between a rock and a hard place」の使い方は?

【例1】

My wife wants to move to Okinawa, but my parents want us to live near them in Hokkaido. I feel like I’m stuck between a rock and a hard place.
(妻は沖縄に移住したいと言いますが、両親は私たちに北海道で彼らの近くに住んでほしいと言います。板挟みになってる感じです。)

【例2】

A : Why the long face?
(浮かない顔してるね?)

B : I’m between a rock and a hard place.
(板挟み状態でさ。)

A : What happened?
(どうしたの?)

B : I finally got a chance to be transfered to the overseas department, which by the way I’m super excited about, but.. that actually means it involves a considerable number of overseas business trips and I’d have to sacrifice my family…
(ついに海外事業部に異動するチャンスを得てね、ちなみにとても興奮してるんだけど.. でもそれって相当数の海外出張をすることになって、家族を犠牲にしなくてはならなくなるだろうし…)

A : Mmm, it’s really a tough call for you.
(うーん、君にとっては難しい決断だね。)

まとめ

いかがでしたでしょうか。
一見、長めのイディオムなので少し構えてしまうかもしれませんが、誰かが ’岩’ と ’堅い場所’ に挟まって身動きが取れない絵にせよ、鉱夫のジレンマの話にせよ、そのイメージを脳裏に焼き付けておけば意外と簡単に覚えることが出来ると思います。

それではまた!

コメント

タイトルとURLをコピーしました