「on a need-to-know basis」の意味は?
今回は、「on a need-to-know basis」という表現を紹介していきます。知っていると日常会話でもオフィスでも重宝しますので、ここでぜひ覚えてしまいましょう。
まず、「on a ~ basis」という言い回しですが、英語ではよく使われる表現で「~ベースで」「~方式で」のような意味を表します。例えば、「on a daily basis」(毎日/日常的に)、「on a regular basis」(定期的に)、「on a first-come first-served basis」(先着順で)のようにフレキシブルに使い回しが出来ます。
次に、「need-to-know」の部分ですが、「need to know」(知る必要がある)をハイフンで繋ぎ形容詞として使っており、全体として「知る必要があるベースで」となります。自然な日本語では、
「知る必要がある人だけに伝える方式で」
という感じでしょうか。(日本語にすると難しいですね..)
つまり、誰にでも平等に情報などをシェアするのではなく、限られた人に、知らせる必要性がある場合にのみ情報を与えるやり方のことですね。例えば会社などでも、極秘事項は経営陣からその案件に関係する部署の上級管理職のみに共有されたりするわけですが、まさにこれが「on a need-to-know basis」です。
早速使い方を見ていきましょう!
「on a need-to-know basis」の使い方は?
【例1】
This issue is highly confidential and must be handled on a need-to-know basis.
(この問題は機密事項で、知る必要がある人にのみ伝えられるよう取り扱うこと。)
【例2】
It’s not that our boss is secretive, but it’s just that he only gives information to his staff on a need-to-know basis.
(私たちの上司は秘密主義と言うわけではなく、ただ彼は知らせる必要がある場合にのみ部下に情報を与えるというだけだ。)
まとめ
いかがでしたでしょうか?日常的に頻繁に使う表現ではないですが、知っていればいざという時重宝する表現だと思います。
ちなみに、「need-to-know」の部分は結構言い換えができ、例えば、「君の学校は毎日制服を着ていくの?」なんて質問に、「No, I only wear it on a need-to-wear basis.」(いや、着る必要がある時にのみ着用ベースで着るくらいかな。)のように言うことが出来ます。
みなさんも、ぜひ上手に使ってみてくださいね。それではまた!
コメント