「三方よし」って英語で?
みなさんは「三方よし」という言葉を聞いたことはありますか?商売に携わる方であれば、おそらく一度くらいは耳にしたことがあるのではないでしょうか?
そうです、「買い手よし、売り手よし、世間よし」、つまり買い手と売り手が満足する(ウィン-ウィン)だけではなく、さらには社会や地域にまで貢献できる(ウィン-ウィン-ウィン)の理念を指します。今回はこの「三方よし」を英語でどのように表現できるのかを見ていきましょう。
まず、「三方よし」のままでは英語に訳しづらいので、分かりやすい別の表現に言い換えてみましょう。「三方よし」とはつまり、「三方」「三者」が「納得」「満足」な状態と言えるので、英語ではこのように表現します。
「three-way satisfaction」
「three-way」は「三方向の」「三者間の」、「satisfaction」は「満足」のことなので意外とシンプルに表現できました。
早速使い方も見ていきましょう!
「three-way satisfaction」の使い方は?
【例1】
Our company is doing business based on the idea of three-way satisfaction, which is basically a win-win-win relationship between the buyer, the seller and society as a whole.
(我が社は、買い手、売り手、社会全体の三方よし、つまり三者のウィン-ウィン-ウィンの関係に基づいて商売をしている。)
【例2】
‘Sanpo-yoshi’, which literally translates to ‘three-way satisfaction‘ in English, is a business philosophy that originated in Japan. We believe that the notion of three-way satisfaction is the foundation of sustainable businesses.
(英語で文字通り ‘three-way satisfaction’ と訳される’三方よし’、は日本発祥のビジネス哲学である。私たちは三方よしの考えがサステナブルなビジネスの基礎だと思っている。)
*「notion」:「概念」「考え」の意。
まとめ
いかがでしたでしょうか?当ブログでは何度もお話している通り、英訳しづらい日本語は別の表現に言い換えてみることが重要でしたね。
ちなみに、【例2】にある通り、「三方よし」は元々日本発祥のビジネスコンセプトで近江商人の経営哲学と言われていますが、私たちが再度「三方よし」の考えを真剣に考えビジネスに活かせたなら、きっとさらに良い社会を築いていけると思います。
そんな未来を夢見て、この辺で失礼します!
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