「the chicken or the egg」の意味は?
今回は、ワンランク上の英語から「the chicken or the egg」を紹介していきます。直訳は簡単ですね、「ニワトリまたは卵」です。勘の良いみなさんならもう何となくお気づきだと思います。そうです、この表現の意味は、
「ニワトリが先か卵が先か」
「どちらが先(原因)でどちらが後(結果)か」
でした。
みなさんも経験があると思いますが、物事の因果関係においてどちらが始まりなのかが特定できない時によく用いられます。
これ以上の説明は必要ないと思いますので、下で実際の使い方を見ていきましょう!
「the chicken or the egg」の使い方は?
【例1】
A : If they keep lying, they become bad people, right?
(人はウソをつき続けると、悪い人になっちゃうんだよね?)
B : You can say they keep lying because they’re bad people.
(悪い人だからウソをつき続けるとも言えるな。)
A : Hmm, you could say that.
(うーん、そうかもしれないね。)
B : Well, this is really the chicken or the egg. It’s kind of impossible to pinpoint which action leads to the other.
(これは本当にニワトリが先か卵が先かって話だな。どちらの行動がもう一方に繋がるのかを掴むのはほぼ無理だよ。)
*「You could say that」:「そうとも言えるよね」「まあそんなところかな」の意。
*「pinpoint」:「~を正確に指摘(特定)する」の意。
【例2】
Whether wages increase following economic growth or vice versa is the classic chicken-or-the-egg dilemma.
(賃金は経済成長の後に伸びるのか、その逆も然りかどうかは、昔からあるニワトリが先か卵が先かのジレンマだね。)
*「vice versa」:「逆も同様」「その逆も然り」の意。
まとめ
いかがでしたでしょうか?【例2】では「chicken-or-the-egg」のようにハイフンで単語を繋ぎ、形容詞として使っていましたね。このような使い方もかなりの頻度で登場します。
また、「chicken and egg」(ニワトリと卵)のように「or」の代わりに「and」が用いられるケースもまれに見かけますので、こちらも頭の片隅に入れておくと良いでしょう。
今回の例文は、”ウソつきvs悪い人”、”経済成長vs賃金上昇”の対比でしたが、人生様々な場面で「Which came first, the chicken or the egg?」と言いたくなる場面があると思います。そんな時には今回のフレーズを思い出して頂き、有効活用して頂けたら幸いです。
それではこの辺で失礼いたします!GOOD LUCK!
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