「for better or worse」の意味と使い方を分かりやすく解説!リアル英語

日常英語関連

「for better or worse」の意味は?

今回は、「for better or worse」というフレーズを紹介していきます。有名なイディオムというわけではなく、まず学校英語や試験英語では登場することはありませんが、リアル英語ではちょくちょく耳にします。それでは早速見ていきましょう!

まず単語を見てみると、「for」は方向を表し「~の方へ」、「better」は「より良い」、「worse」は「より悪い」を意味するので、雑に直訳すれば「より良い方もしくはより悪い方へ」でしょうか。つまりどういうことが言いたいかというとこちら。

良くも悪くも

です。

これは、ある状況がポジティブとネガティブの両方の結果に繋がり得るということ、そしてその両方に備えなくてはならないということを表したい時に使われる表現です。

下で使い方を見てみましょう。

「for better or worse」の使い方は?

【例1】

The advancement of AI technology will change the world drastically for better or worse.
(AI技術の進歩は良くも悪くも世界を大きく変えるだろう。)

【例2】

A : Have you ever used any dating apps, Nancy?
(ナンシー、デートアプリって使ったことある?)

B : Absolutely! I find them very convenient. You can easily find dates by using these apps, for better or worse.
(もちろんよ!とても便利だと思うわ。こういうアプリを使って簡単にデート相手を見つけられるのよ、良くも悪くもね。)

A : What do you mean by ‘for better or worse’?
(良くも悪くもってどういう意味?)

B : Okay, let me explain. For better, you can discover an ideal match by browsing profiles. But for worse, it can feel too mechanical and impersonal. You miss out on the genuine human interactions that organically happen.
(オッケー、説明するわね。良い部分は、プロフィールを見て理想の相手を見つけられるところ。でも悪いところは、とても機械的で無機質に感じるところ。自然に起こる本当の人間とのやり取りってものを失うってことね。)

*「impersonal」:「非人間的な」「人格のない」「無機質な」の意。

*「miss out on」:「~の機会を見逃す」「~を経験しそこなう」の意。

*「organically」:「有機農法で」という意味の他に、口語では「自然発生的に」「ありのままに」のように使われる。

まとめ

いかがでしたでしょうか。会話中では「for」は軽く発音されるため、「better or worse」と聞こえることがしばしばです。私個人的には、日本語でも「良くも悪くも」って言い方を頻繁にするので、「for better or worse」は日頃から結構使っている感じがします。直訳が難しいので、知っていなければまず口から出て来ないでしょう。このまま覚えてしまいましょう。

それではまた次回!

コメント

タイトルとURLをコピーしました