「dress the part」の意味と使い方を分かりやすく解説!リアル英語

ワンランク上の英語関連

「dress the part」の意味は?

今回は、「dress the part」というワンランク上のイディオムを紹介していきます。このイディオムを構成する単語自体は簡単ですが、全体として若干意味が取りにくい感じの表現です。それでは早速見ていきましょう!

まずは単語を確認してみると、「dress」は「~を着る」、「part」は「部分」ですので全体の直訳は「部分を着る」ですが、実際の意味はと言うと、

(立場・身分・役割に)相応しい格好をする

(場所に合わせた)適切な格好をする

です。

実は、「part」は「部分」という意味ではなく「役割」という意味で使われていて、「役割に合った服装をする」と意訳できそうですね。

では、下で実際の使い方を見ていきましょう。

「dress the part」の使い方は?

【例1】

A : I’m thinking about wearing these jeans to my friend’s wedding tomorrow.
(明日、友達の結婚式にこのジーンズをはいて行こうと考えてるんだ。)

B : Hey, it’s a wedding, not a casual hangout. You need to dress the part.
(おい、結婚式だぞ、その辺に遊びに行くんじゃないんだ。場に応じた格好をしないと。)

A : But, it’s just a small, backyard wedding.
(でも、小さな自宅での結婚式だよ。)

B : Trust me, appearnces matter. Wear a nice suit. You’ll thank me later.
(俺の言うことを聞けって、外見は重要だから。いいスーツを着ていきな。後で理由は分かるから。)

*「hangout」:「行きつけの場所」「よく行く遊び場」の意。

*「You’ll thank me later」:「君は後で私に感謝することになるだろう」の意。

【例2】

A : Boss, thank you for inviting me to this meeting with the prospective client. I’m really excited!
(ボス、見込み客との打ち合わせに誘って頂いてありがとうございます。とても楽しみです!)

B : (Looking him up and down) Hey, I appreciate your enthusiasm, but… are you aware that you’re not dressed for the occasion?
((彼を上から下まで眺めながら)あのな、その心意気には感謝するが… 君は場に応じた格好が出来ていないことを気付いているかい?)

A : Excuse me, what do you mean?
(すみません、どういう意味でしょうか?)

B : You know what? This is a crucial meeting. We’re trying to win a big contract here. You should have dressed the part, wearing a suit. They expect professionalism.
(いいかい?これは重要な打ち合わせなんだ。我々は大きな契約を取ろうとしている。君は適切な格好をしてくるべきだった、スーツを着てね。顧客は我々にプロ意識を期待するものだ。)

A : I didn’t realize… This is so embarrassing. I usually wear this to the office, so…
(気付きませんでした… すごく恥ずかしいです。いつもこれをオフィスに着ていくものですから…)

B : Next time, remember ; Dress for success when you’re meeting clients. It’s not just about what you say, it’s about the image you project.
(次回は覚えておきなさい;顧客と打ち合わせする時は、成功のために身なりを整えなさい。言うことだけが大切なのではなく、君が与える外見イメージも大切なんだよ。)

まとめ

いかがでしたでしょうか。例文が長くなってしまい恐縮ですが、使い方はご理解頂けましたでしょうか?必ずしも「dress up」(着飾る/ビシッとキメる)わけではないけれど、その場(周り)に合わせた服装(TPOに合わせた服装)をすることを表すのに便利な表現でした。

それではこの辺で失礼します!

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