「coolcation」の意味と使い方を分かりやすく解説!リアル英語

時事英語関連

「coolcation」の意味は?

(当記事は2024年8月4日に投稿しています。)

8月に入り夏本番ですが、みなさんはいかがお過ごしでしょうか。私の住む埼玉県では真夏にもなれば40℃を超えることももはや珍しくなく、休日にはなるべく標高の高い避暑地に旅行することが多くなりました。

さて、今回は「coolcation」という言葉を紹介していきたいと思います。今年から旅行業界界隈でトレンド的によく見聞きするようになってきた言葉なのですが、こんな意味で使われます。

避暑地への旅行」(名詞)

避暑地へ旅行する」(動詞)

正式な日本語訳はないので、「クールケーション」のままでもよいでしょう。

なんでこのような意味になるのか、勘の良い方ならピンときたのではないでしょうか。そうです、「coolcation」とは、「cool」と「vacation」を組み合わせた造語なんですね。

意味が分かったところで実際の使い方を見ていきましょう。

「coolcation」の使い方は?

【例1】

A : Any plans for next week? Maybe hitting the beach?
(来週は何か計画はあるの?海に行ったりとか?)

B : Nah. I’m fed up with the heat we’ve been having this month. It’s unbearable! I’m thinking about going on a coolcation to Kamikochi in Nagano.
(いや。今月のこの暑さにはもううんざりでね。耐えられないよ!長野の上高地に避暑に行こうと考えてるよ。)

*「hit the beach」:口語で「海に行く」「ビーチに行く」の意。

*「be fed up with」:「~にうんざりして」「~に耐えられない」の意。

【例2】

A : Good afternoon. Welcome to K&M Travel Agency. How can I help you today?
(こんにちは。K&M Travel Agencyへようこそ。今日はどのようなご用ですか?)

B : Hi, I’m looking to plan a vacation for this summer, but I haven’t decided where to go yet.
(こんにちは、この夏の旅行を計画しようとしてるんですが、まだ行き先が決まってないんです。)

A : I see. With this heatwave we’ve had lately, how about “Coolcationing”?
(なるほど。最近の熱波もありますし、クールケーションなんかはいかがですか?)

B : Coolcationing? What’s that?
(クールケーション?それは何ですか?)

A : It’s a coined word combining ‘cool’ and ‘vacation’. So it’s basically a vacation to a cooler destination to escape the heat.
(それは ‘cool’ と ‘vacation’ を合わせた造語です。なので基本的には避暑のための涼しい場所への旅行ですね。)

B : That sounds interesting. Do you have any suggestions?
(面白いですね。何か提案はありますか?)

A : Absolutely! How about Alaska? It’s known for its stunning landscapes, cool weather, and great fishing spots.
(もちろんです!アラスカなんかはいかがでしょうか?見事な景色、涼しい気候、そして素晴らしい釣り場で知られてますね。)

B : Sounds perfect to me!
(完璧です!)

*「coined」:「coin」((新しい言葉などを)造る)の過去分詞形。「coined word」で「造語」を表す。

*「be looking to do」:「~しようと思っている」の意。

まとめ

いかがでしたでしょうか?今回は時事英語からの紹介でしたがとても面白い表現でしたね。言葉自体とても新しく(調べによると2023年末にアメリカの旅行雑誌Condé Nast Travelerによって初めて使われたようです)、まだ日本では聞かれない言葉ですが、近いうちに旅行業界の定番表現になるかもしれませんね。

それではこの辺で失礼します!

コメント

タイトルとURLをコピーしました