「resort to」の意味は?
今回は「resort to」というイディオムを紹介していきます。学校英語や試験英語でもお目に掛かる上、リアル英語でも頻繁に使われる超重要表現です。ぜひここでマスターしていってくださいね。それでは見ていきましょう!
さて、「resort」と聞くと、南国の島などの行楽地(つまりリゾート地)をイメージしてしまいがちではないでしょうか?確かに「resort」には「行楽地(リゾート)」という意味もありますが、この「resort to」は、
「(ある手段に)訴える」
「(ある方法に)頼る」
という意味があります。
そうです、ここでの「resort」は動詞として使われており、「訴える」「頼る」という意味もあるのですね。通常は、「暴力に訴える」「経済制裁に訴える」のように、好ましくないコンテキストの中で使われることが多いように感じます。
意味が分かったところで使い方を見ていきましょう!
「resort to」の使い方は?
【例1】
Economic sanctions are usually imposed first in order to undermine the economy of enemy nations before resorting to physical attacks.
*「economic sanction」:「経済制裁」の意。経済制裁には「financial sanction」(金融制裁)や「trade sanction」(貿易制裁)などがある。
*「undermine」:「~を弱体化させる」「~の土台を壊す」の意。
【例2】<車に突っ込まれる>
A : (Crash!) That idiot! He just rammed into us! I’m going to kill him!
((ガシャン!)あのバカ!突っ込んできやがった!ぶっ〇す!)
B : Calm down! Resorting to violence won’t solve anything. Let’s report the accident and exchange insurance information.
(落ち着いて!暴力に訴えても解決にならないよ。きちんと事故を報告して保険情報を交換しようよ。)
A : He needs to pay for this! How can I make him suffer!?
(あの野郎に思い知らせてやらないとな!どうしたらいいんだ!?)
B : That’s what lawyers are for. You have to handle this legally.
(そのために弁護士がいるんだよ。法的に対応しないといけないね。)
*「ram into」:「~に突っ込む」の意。
まとめ
いかがでしたでしょうか?高校生から社会人まで絶対に知っておきたいイディオムでした。
ちなみに「resort」という単語は、名詞で「(訴える)手段」「頼みの綱」のような意味も持ち、「as a last resort」(最終手段として)のように使われることも多いので、こちらも併せて覚えておきたいところ。
私の偏見かもしれませんが、外国人は日本人と比べると拳(暴力)に訴えがちな方が多いように感じます。そんな方がいらっしゃったら、「It’s not a good idea to resort to fists」と言ってなだめてあげましょう。
それではこの辺で!
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