「in the same boat」の意味は?
今回は、「in the same boat」というイディオムを紹介していきたいと思います。こちらは比較的日本の英語教育でもお目に掛かることもある上、リアルライフでも頻繁に登場するメジャーな表現であり、英語学習者であれば絶対に押えておきたいイディオムの一つです。それでは早速見ていきましょう!
まずは単語を確認、「in」は「~の中に」、「the same」は「同じ」、「boat」は「ボート」ですので、全体の直訳は「同じボートの中に」となりますが、これが実際にどういう意味で使われるかというとこんな感じ。
「同じ状況で」
「同じ境遇で」
同じボートに乗っていると表現することで、同じ立場にいるということを表す比喩表現なんです。とても覚えやすいですね。ちなみに状況としては、ネガティブな文脈で使われることが多いように感じます。
意味が分かったところで、使い方も見ていきましょう!
「in the same boat」の使い方は?
【例1】
A : You look tired, are you okay?
(疲れてるみたいだけど、大丈夫?)
B : I’ve been taking care of my aging parents for years now. To make matters worse, they are starting to show signs of dementia.
(ここ何年も年老いた両親の面倒を観ててさ。悪いことには認知症も入ってきててね。)
A : Oh, really? We’re in the same boat. I know how hard it is.
(本当に?私たち同じ状況だね。どれだけ大変か分かるわ。)
*「dementia」:「認知症」の意。
【例2】
A : We’ll be fired if we don’t hit the sales quota this month… We’re doomed! I don’t know how to explain this to my family!
(今月の売上ノルマ達成しなかったら俺たちクビだべ… 世界の終わりだ!家族に何て言ったらいいんだよ!)
B : I’m in the same boat with you! Stop bitching and work your ass off!
(俺もお前と同じ状況なの!ブツブツ言ってねーでとっとと働けよ!)
*「sales quota」:「販売ノルマ」の意。
*「bitch」:スラング表現で、ここでは動詞で「不満を言う」「ブツブツ言う」の意。
*「work one’s ass off」:スラング表現。「猛烈に働く」「懸命に働く」の意。
まとめ
いかがでしたでしょうか?起源がイメージがしやすいイディオムなので使いやすかったと思います。もし、自分と同じ辛い境遇の人がいたら、「We’re in the same boat」を使ってみてくださいね。
余談ですが、全く同じとはいかないものの、似たような境遇と表現したい時もあると思いますが、そんな時によく聞くのが「in a similar boat」(似た状況/境遇で)です。余裕がある方は併せて覚えておくと良いでしょう。
それではこの辺で失礼します!また次回!
コメント