「data-driven」の意味は?
今回は、ビジネスシーンでよく耳にする「data-driven」を紹介していきます。ビジネスで英語を使う方は、ぜひ押さえておくと良いでしょう。それでは早速見ていきましょう!
まずは「data-driven」を構成する単語を確認していきましょう。「data」は「データ」、「driven」は他動詞「drive」(~を運転する/駆動する)の過去分詞形なので、全体を直訳すれば「データ駆動の」ですね。日本のビジネスの現場でもかなり一般的になりつつある用語で、日本語ではそのまま「データドリブン」と言われていますが、何を意味するかと言うと要するにこんな感じ。
「データに基づいた」
つまり、経験や勘といった不確実なものをベースとするのではなく、データに基づいて意思決定、そして行動することを意味しています。
何となく意味が分かったところで、下のダイアローグを見て理解を深めていきましょう。
「data-driven」の使い方は?
【例1】
A : Our sales have been declining for the past few months. How do you think we can cope with it?
(売り上げがここ数か月下がってきていますね。どのように対処できるでしょうか?)
B : I think we should be more data-driven. We need to analyze our customer data and market trends to make informed decisions and improve our strategies.
(もっとデータドリブンであるべきでしょう。きちんと情報を得た上で決断し我々の戦略を改善するために、顧客データや市場トレンドを分析する必要がありますね。)
*「informed decisions」:「詳細な情報を得た(説明を得た)上での判断」の意。
【例2】
A : What surprised you the most when you first came to Japan?
(初めて日本に来た時、何が一番驚いた?)
B : Convenience stores, for the win. They are nothing like the ones in America, and literally convenient.
(間違いなく、コンビニだね。アメリカのそれとは全然違くて、文字通り便利だよね。)
A : Yup. Japanese convenience stores are data-driven. They use sales data, demographic trends and local weather forecasts to localize the assortment to the needs of customers.
(だね。日本のコンビニはデータドリブンなんだよ。彼らは顧客のニーズに合わせて品揃えをローカライズするのに、売上げデータ、人口統計傾向や、現地の天気予報を利用するんだ。)
B : I really can’t live without them.
(コンビニ無しには生きられないよ。)
*「for the win」の詳細は ⇒ ⇒こちらをクリック!
*「assortment」:「品揃え」「各種取り揃えたもの」の意。
*「can’t live without」:「~なしでは生きられない」の意。
まとめ
いかがでしたでしょうか?この「data-driven」という単語を知らない場合、同じ内容を表現するのは結構面倒です。
例えば、「data-driven company」であれば「a company that makes decisions, strategies and actions based on data analysis」のように表現しなくてはなりません(長ったらしいですね)。ビジネスで英語を使う方は是非、この「data-driven」を覚えて頂き、機会があれば使ってみてくださいね!
それではまた!
コメント