「shoot the breeze」の意味と使い方を分かりやすく解説!リアル英語

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「shoot the breeze」の意味は?

今回は「shoot the breeze」というイディオムを紹介していきます。アメリカではよく耳にするカジュアルな表現です。早速見ていきましょう!

まずは単語の確認、「shoot」は「撃つ」、「breeze」は「そよ風」を意味するので、全体の直訳は「そよ風を撃つ」となります。これでは何のことやらさっぱり分からないと思いますが、まずは意味から見てみましょう、それがこちら。

おしゃべりをする

無駄話をする

念のため英語での定義も見てみると、こんな感じ。

Shoot the breeze :
to spend time talking about things that are not important
(重要ではないことについて話をして時間を費やすこと

Cambridge Dictionary

定義はとてもシンプルですが、問題はどうしてこのような意味が生まれたのかですね。実はこれ、ネイティブも理解して使っているわけではないようで、私の周りでも、質問した人からは気にしたことすらないという答えが返ってきました。

一応、歴史について調べてみると、20世紀頭にアメリカで登場したイディオムで、当時「breeze」は「噂」「ゴシップ」を表すスラングだったようです。ですので、「shoot the breeze」はむしろ「噂を撃つ」つまり「噂を話す」というのが本来のイメージなのかなと思います。

意味が分かったところで、使い方を見ていきましょう!

「shoot the breeze」の使い方は?

【例1】

A : What did you do yesterday?
(昨日は何やってたの?)

B : Not much. I just shot the breeze with my friends and had a great time catching up.
(別に。友達とおしゃべりして、近況報告して楽しんだくらいかな。)

【例2】

A : Are you enjoying your new job at the restaurant?
(レストランでの新しい仕事楽しんでる?)

B : About that.. to be honest, I’m thinking about quitting.
(それなんだけどさ… 正直言うと、辞めようと思ってるんだよ。)

A : I didn’t expect you to say that. Why?
(君がそう言うとは思わなかったな。なぜだい?)

B : I feel like I’m the only one working in the kitchen. Everybody else just shoots the breeze without even lifting a finger.
(キッチンで働いてるのは俺だけのように感じるんだよ。他の奴らは指さえ動かさずにおしゃべりしてるんだ。)

【例3】

A : Did you hear about my new team assignment?
(俺の新しいチーム配属の件聞いた?)

B : No, what’s up?
(いや、どうしたんだい?)

A : I’m being assigned to the marketing team. It’s all women, and they never stop talking. I swear, they could shoot the breeze forever!
(マーケティングチームに配属になるんだよ。みんな女性でさ、しゃべってばかりなんだよ。まじで、彼女たち一生おしゃべり続けられるから!)

B : Oh, no. Poor guy…
(あら、かわいそうに…)

まとめ

いかがでしたでしょうか。とてもネイティブらしい表現で、知っていれば一目置かれること間違いなしです!特にポジティブでもネガティブでもない、ニュートラルな表現ですので様々な場面に応用できますね。ぜひみなさんのボキャブラリーに追加お願いします。

それではこの辺で失礼します!また次回!

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