「お門違い」って英語で?
今回は、英語訳がとても難しい日本語表現、「お門違い」について紹介させていただきます。
まずは、「お門違い」の意味について確認ですが、元々は「伺うべき家(門)を間違える」から来ています。
そこから派生し「場所や対象を間違える」つまり「見当違いをする」や「目当てを間違える」という意味で使われています。
さて、英語ではこれに最も近い表現がこちら。
「bark up the wrong tree」
直訳は「間違った木に吠える」なのですが、イメージとしては、狙った獲物が隠れた木ではなく、別の関係ない木に向かって吠えている感じでしょう。狙いがずれている感じが想像付きますでしょうか?
早速、使い方を見ていきましょう!
「bark up the wrong tree」の使い方は?
【例1】
A : I’m sick and tired of Halloween! I don’t understand why people are so crazy about it! Everybody dresses up weird and it’s over-commercialized.
(ハロウィーンには飽き飽きするよ!なんでみんなそれに夢中なのか分からない!みんな変な恰好してさ、商業化されすぎだし。)
B : You are barking up the wrong tree. You can’t blame Halloween. It is big corporations that have commercialized Halloween this way. They are making a shit ton of money from it.
(お門違いよ。ハロウィーンのせいじゃないでしょ。ハロウィーンをこんな風に商業化したのは大企業でしょ。あいつらそこからめっちゃ金もうけしてるんだから。)
*「be sick and tired of」の詳細は下記リンクから確認できます!
参考 「うんざり」って英語で何て言うの?使い方も分かりやすく解説!リアル英語
【例2】
A : The confidential documents are gone from my desk! You entered my room, didn’t you Jon!?
(機密書類が机からなくなった!ジョン、お前俺の部屋に入ったよな!?)
B : What are you talking about!? I think you’re barking up the wrong tree. I just arrived here, literally 30 seconds ago. There’s no way I could do that. Check the surveillance camera first!
(何言ってるん!?とんだお門違いだね。俺、文字通り30秒前にここに到着したばかりだけど。そんなんできるわけないじゃん。最初に監視カメラチェックしろって!)
まとめ
いかがでしたでしょうか?比較的想像しやすく記憶に残りやすい表現だと思います。
相手が見当違いな事を言っていたら、「You are barking up the wrong tree!」と言ってみてくださいね!
それではまた!
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