「for a rainy day」の意味は?
今回は、「for a rainy day」という定番表現を紹介していきます。高校レベルの英語でも時々お目に掛かることがある、意外と基本的かつ頻出の表現です。それでは早速見ていきましょう!
直訳すれば「雨の日のために」というこの表現、当然文字通り使うことも可能ですが、多くの場合は下記のような意味で使われます。
「まさかの時のために」
「万が一に備えて」
そうです、「まさかの時」「万が一」という状況を「rainy day」(雨の日)に例える比喩表現なのですね。とてもイメージし易いです。
さて、これ以上の説明はないので、さっそく例文を見ていきましょう!
「for a rainy day」の使い方は?
【例1】
A : How much money do you have in your bank account?
(君は銀行口座にいくら入ってるんだい?)
B : Zero. My top priority is to enjoy life, so I spend all I make on my hobbies.
(ゼロだよ。僕の最優先は人生を楽しむことだから、稼いだお金は全て趣味に費やすんだ。)
A : No savings? You should consider setting aside some money for a rainy day.
(蓄えゼロ?まさかの時に備えていくらか取っておくことを考えるべきだよ。)
*「set aside」:「~を脇に置く」「~を蓄えておく」「~を取り分けて置く」の意。
【例2】
A : Are you planning to live in Japan?
(日本に住むことを計画しているの?)
B : Yes. I’ve been wanting to live in Japan for years because it’s a very beautiful country.
(はい。何年も日本に住みたいと思ってるんです、日本はとても美しい国ですので。)
A : I see. But, did you know Japan is also a country of earthquakes?
(なるほど。でも、日本はまた地震の国ということも知ってた?)
B : Oh, really? What do you think I should do to be prepared?
(そうなんですか?備えるために私は何をすべきだと思いますか?)
A : You should have an emergency preparedness kit ready for a rainy day.
(万が一に備えて災害キットを用意しておくべきだね。)
*「emergency preparedness kit」:「防災キット」の意。
まとめ
いかがでしたでしょうか?今回の表現は基本的に、予期せぬ状況に備えてお金や資源を節約することを示唆するため、【例1】のように金銭的な文脈で使われることが多いように感じます。
しかし、より広い意味で【例2】のように慎重な準備に絡んで使うことも出来るので、色々な場面で非常に使いやすい表現だと思いますので、ぜひここで覚えてしまいましょう!
それではまた!GOOD LUCK!
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