「pivot」の意味は?
今回は、ビジネスシーンでしばしば登場する「pivot」という単語を紹介していきます。
そもそも「pivot」(発音:pívət ピヴォットゥ)には名詞で「旋回軸」「枢軸」、動詞で「旋回する」という意味があるのですが、ビジネスシーンでどのような意味で使われるのかと言うと、経営や戦略において、
「事業転換(する)」
「方向転換(する)」
例えば、ある会社が長年扱ってきた商品が、時代と共に淘汰され売上げが下げ続けていたが、業界とは全く関係のない商品を開発し販売したところ、ものすごいヒット商品になったという話はまさに良い「pivot」の例です。
また、この意味でもよく使われるのですが、考え方・見方や話題などを
「ガラリと変える」
「路線変更する」
のようなニュアンスもあります。
ディスカッションなどをしていて、進行役が「この点についてはよく議論が出来たと思うので、ちょっと見方を変えてみましょう(別の視点から考えてみましょう)」などと言う時も、この「pivot」が使われたりします。
意味が分かったところで、早速使い方を見ていきましょう!
「pivot」の使い方は?
【例1】
Our products have been around for over a decade and I feel like they are getting kind of obsolete. I guess It’s about time to pivot and provide a new value to the market.
(我が社の商品は10年以上市場に出回っており、何となく時代遅れになってきているように感じる。そろそろ方向転換をして、新しい価値を市場に提供する頃ではないかな。)
*「around」:「出回って」「広がって」の意。
*「obsolete」:「もう使われない」「時代遅れの」「廃れて」の意。
【例2】
I think we have discussed this matter long enough. Let’s pivot here and look at things from different perspectives.
(この件については十分長く議論したと思います。ここで見方をガラッと変えて、違った視点から物事を見てみましょう。)
まとめ
いかがでしたでしょうか?「pivot」の「旋回」という原義を分かっていれば、イメージがしやすい単語ではないでしょうか。前述の通り、ビジネスシーンでは頻出の言葉です。仕事で英語を使うという方はぜひ押さえておいてくださいね。
それではこの辺で失礼します!
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