「get one’s foot in the door」の意味と使い方を分かりやすく解説!リアル英語

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「get one’s foot in the door」の意味は?

今日は「get one’s foot in the door」という面白い表現を紹介していきます。

このイディオムを直訳すると、「ドアに足を入れる」なのですが、みなさんは何を想像しますでしょうか?実はこれ、

最初の一歩を踏み出す

とっかかりを作る

きかっけを作る

というような意味で使われるんです。

なんで!?と思われる方も多いと思いますが、こんな絵を想像してください。

セールスマンが訪問販売をしているとしましょう。ピンポンを押して奥さんが玄関から出てきたので話を聞いてもらいたいと伝えます。
しかし、奥さんは ”売り込みは結構です” と言いながらドアを閉めようとするのですが、セールスマンはドアが閉まらないよう足をドアに挟み込み、何とか話をしようとします。

どうでしょう、イメージが湧きましたか?

足を入れてドアを押さえる、話ができないことには何も始まらないですよね?これが「get one’s foot in the door」の語源と言われています。

イメージが湧いたところで、使い方を見ていきましょう!

「get one’s foot in the door」の使い方は?

【例1】

This is not my dream job, but I think of this as a favorable stepping stone. At least I’m getting my foot in the door.

(これは望みの仕事ではないけれど、それへの好都合な足掛かりと考えている。少なくとも最初の一歩は踏み出している。)

*「stepping stone」の詳細は下記リンクから確認できます!
参考 「足掛かり」って英語で何て言うの?使い方も分かりやすく解説!リアル英語

【例2】<息子が初めて少年野球の試合のメンバー入りしたが…>

A : Mom, I’ve been chosen as one of the players taking part in the next baseball match.
(おかあさん、次の試合に参加するメンバーに選ばれたよ。)

B : You don’t look so happy.
(そんなに嬉しそうじゃないわね。)

A : I’m not in the starting lineup. I’m just a benchwarmer.
(スタメンじゃないんだ。ただの補欠だよ。)

B : Don’t complain! That means you finally got your foot in the door even as a sub.
(文句言わないの!補欠選手としてでもついにチャンスを掴んだってことでしょ。)

*「starting lineup」:「先発選手」「スターティングメンバー」の意。

*「benchwarmer」:「補欠選手」「ベンチ控え」の意。スラング表現。

*「sub」:「substitute player」(補欠選手)の代わりに略して使われる。

まとめ

いかがでしたでしょうか?セールスマンのドアに足を入れてしまう作戦、とてもイメージしやすいので覚えやすいイディオムだと思います。

基本的には「get one’s foot in the door」のように所有格「one’s」を用いることが多いように感じますが、不定冠詞の「a」を使い「get a foot in the door」と言うことも可能です。

それではこの辺で失礼します!

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