「think nothing of」の意味は?
みなさんの周りには、何か人と違う(ズレている)行動や非常識なことをしても人目を全く気にしない人や、周りの人が ”えっ、まじで?” と思うようなことを当たり前にしてしまう人っていませんか?
今回は、そんな人を上手く表すことのできる表現「think nothing of」を紹介していきます。
このイディオムは文字通り、「~について何も考えない」という意味なのですが、自然な日本語にすると、
「~を全く気にしない」
「平気で~する」
「~を何とも思わない」
のようなニュアンスで使われます。
使い方のポイントとしては、「of」の後ろには「名詞(句)」「動名詞」を伴うということ、それからほとんどの場合はネガティブなニュアンスで使われるということを押さえておきたいところです。
下で例文を見ていきましょう!
「think nothing of」の使い方は?
【例1】
She thinks nothing of berating her staff in front of other people.
(彼女は平気で部下を人前でガミガミ説教する。)
*「berating」:「berate」の動名詞。「ひどく叱りつける」「厳しく叱る」の意。
【例2】
He thinks nothing of talking loudly on the phone on public transport.
(彼は公共機関で大声で電話するのを何とも思わない。)
【例3】
A : Where’s Kate?
(ケイトはどこ?)
B : She just went out to get some coffee and bagels for us.
(コーヒーとベーグルを買いにちょうど出かけたところよ。)
A : In her pj’s?
(パジャマで?)
B : Yup. She really thinks nothing of wearing pj’s in public.
(そう。人前でパジャマを着るの何とも思ってないから。)
まとめ
いかがでしたでしょうか?
日本ではパジャマで戸外に出る人はまず見かけませんが、アメリカでは【例3】のようにパジャマで外に出ていく人(特に若い子)を結構目にします。文化の違いですね。
ちなみに、例文には挙げませんでしたが「Think nothing of it」で、お礼やお詫びをされた時に「気にしないでください」「お構いなく」のような意味で使うことが出来ますので、こちらも併せて覚えておくとよいでしょう。
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