「bliss point」の意味と使い方を分かりやすく解説!リアル英語

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「bliss point」の意味は?

今回は、経済学用語から「bliss point」という表現を紹介していきます。ビジネスシーン、特に食品業界や外食業界では非常によく使われる表現です。それでは早速見ていきましょう。

まず単語を見ていくと、「bliss」は「至福」「これ以上ない喜び」を、「point」は「点」を表し、この「bliss point」は日本語ではそのまま、

至福点

と訳されています。

経済学において「bliss point」は、’商品やサービスの消費量が一定のラインを超えると、消費者の満足度が逆に低下し始める点’ を言います。ちょっと雑に言い換えれば、’消費者が満足度MAXを感じるポイント’ と言えるでしょう。

例えば、加工食品開発の現場においては、人間の味覚を喜ばせる3要素「塩」「砂糖」「脂」の最適の含有量は徹底的に研究され、消費者に最大の満足を感じさせてリピートさせるための工夫がなされていますし、外食産業では例えば、味は勿論のことボリュームにも注意が払われ、多すぎず、少なすぎず、また食べたくなる「bliss point」の研究がされています。

意味が分かったところで、使い方を見ていきましょう。

「bliss point」の使い方は?

【例1】

Bliss point is something that makes food products irresistible and gets consumers addicted to them.
(至福点は食料製品を極めて魅力的なものにし、消費者をそれらの中毒にしてしまうものである。)

*「irresistible」:「抵抗できない程の」「非常に魅力的な」「(欲求などが)抑えきれない」の意。

【例2】

Hitting the bliss point isn’t just about satisfying our taste buds and maximizing our pleasure, but also about acting on our brain’s reward center and causing some kind of addiction.
(至福点に至ることは我々の味蕾を満足させ喜びを最大化するということだけではなく、脳の報酬系に働きかけある種の中毒を引き起こす事でもある。)

まとめ

いかがでしたでしょうか?企業としては売上げの最大化のために必要な「bliss point」ですが、消費者としてはこのような戦略を認識していないと、知らぬ間に中毒になってしまうという危険があります。

我々の生きる大量消費主義社会は、お金を出せば何でも手に入り、とても刺激的な社会ではありますが、常に「買い手危険負担」がベースになっているということを理解した上で(学校では教えてくれませんが)賢く消費活動を行うようにしていきたいものです。

*「買い手危険負担」の英語表現は ⇒ ⇒こちらをクリック!

それではまた!

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