「on the same wavelength」の意味は?
今回は「on the same wavelength」というイディオムを紹介していきます。聞き慣れない単語が交じっているので初めて聞くと戸惑う表現かもしれません。ぜひここで確実に覚えていきましょう!
まず、「wavelength」という単語がありますが、これは「wave」(波)の「length」(長さ)、つまり「波長」を意味する単語です。イディオム全体を直訳すると「同じ波長に」ですが、自然な日本語にすると、
「同じ考え方である」
「共通見解を持っている」
という意味の他にも、
「息がぴったりで」
「うまが合う」
のように性格や興味の一致なども表します。日本語の「波長が合う」に相当すると言えるでしょう。
早速使い方を見ていきましょう!
「on the same wavelength」の使い方は?
【例1】
My wife and I are on the same wavelength about how we should raise our kids. We are both big believers in free-range parenting.
(妻と私は子育てについて同じ考え方を持っている。私たちは二人とも放任型育児信者である。)
*「free-range parenting」:「free-range」(放し飼いの)な「parenting」(子育て)、つまりなるべく子供に干渉しない「野放し育児」「のびのび育児」の意。
【例2】
The management is always arguing about everything, but they’re perfectly on the same wavelength when it comes to this succession plan.
(経営陣はいつもあらゆることで言い争っているが、この後継者育成計画では完全に意見が一致している。)
*「when it comes to」の詳細は ⇒ ⇒こちらをクリック!
*「succession plan」:「継承計画」「後継者育成計画」の意。ビジネス等において将来の重要ポジションの後継者を計画的に育てていくためのプラン。
【例3】
She’s very easy to work with. That’s probably because I’m on the same wavelength as her.
(彼女はとても一緒に働きやすい。それはたぶん私が彼女と息がぴったりだからだろう。)
*「That’s (probably) because」:「それは(おそらく)~だからだ。」の意。「because」単体の場合は後ろに節を、「because of」が続く場合は後ろに名詞句を取る。
まとめ
いかがでしたでしょうか?【例1】【例2】のように複数形の主語を取ることが多いですが(私の主観です)、【例3】のように主語が単数の場合は、「主語 + 動詞 + on the same wavelength + as someone」のように「as someone」を続けることで誰と同じ意見なのか(息がぴったりなのか)を表現できますので、併せて押さえておきましょう!
本日も最後までご覧いただきありがとうございました!
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