「overstay one’s welcome」の意味は?
今回は「overstay one’s welcome」というイディオムを紹介していきます。相手に気を遣ったり遠慮したりしがちな我々日本人には、結構便利な表現だと思います。さっそく見ていきましょう!
まずは単語を確認、「overstay」は「~より長く滞在する」「~を超えて居座る」、「welcome」はここでは名詞で「歓迎」「歓待」を意味するので、イディオム全体の直訳は「歓待より長く滞在する」といったところでしょうか。分かりやすい日本語にするとこんなニュアンスになります。
「(嫌がられるほど)長居する」
「歓待より長く滞在する」とはどういうことか、一つ例を挙げてみましょう。
例えば、あなたがご近所さんのお宅でのディナーに招かれたとしましょう。楽しく食事をして、食後のデザート、紅茶で一服したころにはもう9時です。仮に、そこからあなたが1時間も2時間も居座ったらその方はどう感じるでしょうか?片付けや寝る準備もありますので、どんなに親切な方でも内心早く帰ってほしいと思うのではないでしょうか。これが正に「You are overstaying your welcome」(あなたが頂戴した歓迎より長く滞在している)という状況です。
下の例文でもう少し詳しく見ていきましょう。
「overstay one’s welcome」の使い方は?
【例1】
A : How about another cup of coffee? It’s only 8pm.
(コーヒーもう一杯どうですか?まだ8時ですし。)
B : Thanks, but I’ll be leaving after this. I don’t want to overstay my welcome.
(ありがとう、でもこれ飲み終わったら帰りますよ。長居して迷惑をお掛けしたくないので。)
【例2】
A : Would you like to watch another movie? We’ve got lots of snacks left.
(もう一本映画観ていきませんか?まだたくさんスナックも残ってますから。)
B : Are you sure? I’d love to, but I hope I’m not overstaying my welcome.
(いいんですか?観ていきたいですが、長居して迷惑を掛けてなければよいのですが。)
A : Not at all! I really enjoy your company.
(全く!あなたとご一緒していると楽しいので。)
*「enjoy one’s company」:「(人と)一緒にいることを楽しむ」の意。
まとめ
いかがでしたしょうか?「overstay」の代わりに、同じ意味を表す「outstay」という動詞を使い「outstay one’s welcome」と言ってもOKです(頻度は下がりますが)。
気心知れた友人とのやり取りであればこのような表現は必要ないと思いますが、ある程度礼儀が必要な関係の場合、かなり役に立つのではないかなと思います。ワンランク上の英語を目指す方はぜひ押さえておいてくださいね!
本日も最後までご覧いただきありがとうございました!
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