「best of all」の意味は?
ネイティブは良く使うのに、あまり日本の英語学習者には知られていない(?)表現を紹介したいのですが、それが今回の「best of all」です。
直訳すれば「全ての中の最高」、自然な日本語にすると
「中でも一番良いのは」
「とりわけ」
「特に」
という意味になるのですが、使い方としては、気に入ったものや素晴らしいと思うものが複数ある場合に、中でも一番強調したいものを述べる前に「best of all」を挿入します。
これだけでは分かりづらいと思うので、早速使い方を見ていきましょう。
「best of all」の使い方は?
【例1】
A : I’ll show you my collection of classic cars.
(僕のクラシックカーのコレクションを見せてあげるよ。)
B : Is your garage a museum or something? Oh man! I love this car!
(君のガレージは博物館か何かかい?おぉ!この車いいね!)
A : Let me turn on the engine.
(エンジン掛けるね。)
B : Wow! I love the sound of the engine, the body color is cool, best of all, I really love this timeless design!
(うぉ!エンジン音好きだし、色はかっこいいし、一番最高なのは、この時代を感じさせないデザインがいいね!)
*「timeless」:「時代に左右されない」「時代を感じさせない」の意。
【例2】
A : I was really impressed by your presentation.
(君のプレゼンには感心したよ。)
B : Thank you!
(ありがとうございます!)
A : Your slide deck was concise and easy to read, I liked the way you made some witty jokes and built rapport with the audience, and best of all, you handled the tough Q&A session pretty well.
(パワポは見やすく簡潔、気の利いたジョークを挟み聴衆と親近感を作ったのも良い、そして何より良いのは、あの難しいQ&Aを上手く対処したね。)
*「slide deck」:「パワポ資料」の意。
*「rapport」:「(心理学で)心が通じている状態」「親近感」の意。発音は「ラポーァ」。ビジネスシーン必須用語。
まとめ
いかがでしたでしょうか?使い方をご理解頂けましたか?勘の良い方は、「best of all」があるなら「worst of all」もあるの?と疑問に思うかもしれませんが、きちんとあります。
「worst of all」は逆に、「(一番)最悪なのは」「何よりも悪いのは」のようなニュアンスで使うことが出来ますので、こちらも併せて覚えておきましょう!
それではまた!
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