「get a taste of」の意味と使い方を分かりやすく解説!リアル英語

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「get a taste of」の意味は?

今回は、何となく分かりそうで分からない、だけど知っていると便利な表現を紹介させて頂きます。それが「get a taste of」、簡単な単語の組み合わせですので、普段あまり意識することがない存在です。

直訳すると「~の味を得る」、つまり「~を味わう」という意味で使われる表現なのですが、物理的に料理などを味わうという意味よりはむしろ、経験として「~を味わう」という意味で使われることが多いです。

早速使い方を見ていきます。

「get a taste of」の使い方は?

例1
He got a real taste of defeat for the first time in his life.
(彼は生まれて初めて敗北を味わった。)

例2
Stop doing it unless you want to get a taste of your own medicine.
(しっぺ返しをくらいたくなければそれをやるのを止めなさい。)

例3
A : I want to visit Tokyo, Osaka, Fukuoka, and experience Japanese culture and tradition.
(私は東京、大阪、福岡に行って、日本の文化や伝統を経験したいな。)
B : If you want to get a real taste of Japan, I think you might want to get out of such big cities.
(もし日本を本当に味わいたいなら、そういう大都市から出た方が良いかもね。)

*「might want to」の詳細は下記リンクから確認できます!
参考 「might want to」の意味と使い方を分かりやすく解説!リアル英語

例4
A : Why are you so into camping?
(なんでそんなにキャンプにハマってるの?)
B : Because I want to get a taste of off-grid living.
(電気のない生活を味わってみたいからかな。)

*「off-grid」:形容詞で「電気の通っていない」の意。原義は「送電線網から外れている」、つまり電気が供給される状態にないことを指す。「off-the-grid」とも言う。ハイフンのつかない「off the grid」は副詞的に用いられ、例えば「live off the grid」(電気のないところで暮らす)のように使うことができる。

まとめ

例2の例文中で「get a taste of one’s own medicine」というイディオムを紹介しております。
訳は「しっぺ返しをくらう」なのですが、これはイソップ物語を起源とする表現です。

とある靴屋が商売が上手くいかず、困った靴屋は、偽薬(ウソの効き目のない薬)をどんな病気でも治す薬と偽り売り始めました。そんなある日、当の本人が病気で倒れたところ、偽薬を買った人たちがその靴屋を訪れ、この薬で本当に病気が治るというなら自分で飲んでみろと迫られてしまったという話です。

ここから「自分の薬を味わう」という不思議な表現が生まれたのですね。

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