「打診する」って英語で?
今回は、直訳が難しい表現から「打診する」を紹介していきます。
元々は、お医者さんが指や打診器を使い患者を診断することですが、ビジネスシーン含め日常的には、何か物事を進めたり決めたりする前に、相手の意向や考えを探ることですよね。事をスムーズに進めるためにも非常に重要だと思います。
さて、これを英語でどのように表現できるのかというと、この単語が便利です。
「sound」
「sound」と言っても「音」を表す「sound」ではなく、これは元々「~の深さを測る」「(ゾンデを用いて)~を探る」という意味を持つ「sound」で、これが派生し「人の意向や考えを探る」つまり「打診する」と言う意味で使われているのです。
使い方は「sound」単体でも、より深く探りを入れる感じを出したければ「sound out」の形でも使われます。それぞれ、他動詞として使われ「(人に)打診する」「(意向/考え)を探る」を意味します。
早速、使い方を見ていきましょう!
「sound」の使い方は?
【例1】
A : I e-mailed to HR head to request a pay raise the other day, but I haven’t heard from him yet. Do you think he has already checked it out?
(先日人事部長に賃上げのリクエストの件でメールしたんだけど、まだ返事が来ていないんだよ。もう確認してくれたと思う?)
B : I’m not sure, but let me sound him out to see what’s going on.
(どうだろう、どんな感じか彼に打診してみるよ。)
【例2】
A : I’m wondering why he said he wanted to join us. That’s not like him.
(なんで彼は俺たちに加わりたいなんて言ったんだろう。彼らしくないな。)
B : Actually, I’m thinking the same way. I’ll have someone sound his ulterior motives.
(実は俺も同じこと考えてるよ。誰かに彼の魂胆を探ってもらうわ。)
*「ulterior motive」:「下心」「魂胆」「隠れた意図」の意。
まとめ
いかがでしたでしょうか?色々な場面で使える便利な表現だと思います。
ちなみに、よく似た表現で「put out feelers」があります。
「feeler」は「触覚」「触手」のことですので、全体で「触覚を出す」となるのですが、虫などが触覚を使いあたりを探っているのを想像すれば、よく理解が出来ると思います。
それではまた!
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