「お見通し」って英語で?
みなさんは下のようなシチュエーションを経験したことはないでしょうか?
「(母)部屋の片づけするまで夕飯無しよ!」
「(自分)分かってるよ!もうやったし。(言われなくても先読みして)」
「(上司)〇〇の資料作ってほしいな」
「(自分)大丈夫です、もう出来てますよ!(先を読んでいるので)」
このように、相手の考えや意向を読んで、先回りできている状態を「先読みしている」と言うわけですが、英語ではこのように表現することができます。
「ahead of someone」
自然な日本語訳にすると
「分かってるって!」
「言われなくても分かってますとも」
「(人のことは)お見通しだよ」
といった感じでしょうか。
「ahead of~」には、「~の先を行って」「~より進んで」という意味があるわけですが、そこから展開して「お見通しで」「先読みして」という意味になるのですね。
この表現を強調したい場合には、しばしば副詞の「way」(ずっと/はるかに)が用いられ、「way ahead of someone」のように使うことができます。
それでは例文を見ていきましょう!
「ahead of you」の使い方は?
【例1】
A : Ken! You cannot go out until you finish your homework!
(ケン!宿題が終わるまで遊びに行っちゃだめよ!)
B : Way ahead of you! I’m already done! Look!
(分かってるって!もう終わってるよ!見てよ!)
【例2】
A : Are you a prophet or something? How did you know I would be here?
(君は預言者か何かかい?どうして僕がここにいるだろうって分かったの?)
You know, I’m always ahead of you. Don’t underestimate my ability to see the future.
(あのね、僕はいつも君のことはお見通しだよ。僕の将来が見える能力を見くびらないでね。)
*「How did you know~?」:「どうして~って分かったの?」の意。
*「underestimate」:「~を甘く見る」「~を見くびる」の意。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
今回の表現はなかなか学校英語では学ばないものなのですが、日常会話や海外の映画・ドラマなどで当たり前のように登場する使い方です。
「~の先に進んで」という原義から想像しやすいのでとても覚えやすい表現でしたね?
最後までお読みいただきありがとうございました!
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