まとめ
今回は「jump on the bandwagon」というイディオムを紹介していきます。色々な場面でよく使われるので絶対に押さえておきたい表現です。
まずはこのイディオムの意味からですが、
「流行/時流に乗っかる」
「周りがしていることと同じことをする」
を表します。おそらく、この段階では ”何でこうなるの???” だと思います。
まず「bandwagon」とは、日本語では「楽隊車」と訳され、パレードなどを先導する楽隊を乗せた車を指すのですが、それに飛び乗るというところがこのイディオムのポイント。
最近ではこのような絵はないかもしれませんが、楽隊車が進むとそれに群がって一緒に進む群衆のイメージ、身近なところだとディズニーランドのパレードでしょうか?
ちなみに、このイディオムの起源を調べてみると、一説には、アメリカ12代大統領ザカリー・テイラーの大統領選が行われていた1848年、当時大人気の道化師ダン・ライスが、ザカリーを彼のサーカスの楽隊車に招待したというのが始まりで、当時勢いのあったテイラーの人気や成功に肖りたい多くの政治家たちがテイラーを支持したということを例えて、この表現が生まれたとされています。ですので、元々は「優勢な候補者に付く」「有利な方に味方する」という意味で使われるようになったんですね。
それでは、意味が分かったところで使い方を見ていきましょう!
「jump on the bandwagon」の使い方は?
【例1】
We Japanese people tend to jump on the bandwagon unsuspectingly.
(我々日本人は疑いもせずに他人のしていることと同じことをしがちである。)
【例2】
A : This stock has been skyrocketing for the past 3 days. Do you think I should buy it now not to miss out?
(この株がこの3日間爆上げしてるんだよ。損しないように今買うべきかな?)
B : I don’t think so. It is very risky to jump on the bandwagon in investing. Do your own research first.
(いや、そうは思わないな。投資において周りのしていることに乗っかるのはとても危ないよ。まずは自分で調べないと。)
*「skyrocket」:「急騰する」「爆上がりする」の意。
まとめ
いかがでしたでしょうか?例文から分かるように、基本的にはネガティブなニュアンスで使われるということも押さえておきましょう。
歴史のあるイディオムですが、今でも現役の表現で、日常的にネイティブスピーカーが使っているのをよく耳にします。みなさんも、機会があればぜひ使ってみてくださいね。
それではまた!
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