「benefit of the doubt」の意味は?
今回は「benefit of the doubt」というイディオムを紹介していきます。直訳からはおそらく本来の意味に到達できないと思われる表現の一つですね。
単語を見てみると、「benefit」は「利益」「恩恵」を、「doubt」は「疑い」「疑惑」という意味なので、直訳すると「疑いの恩恵」(?)となりますが、これでは一体何のことやらでしょう。実際には下記のような意味で使われます。
「(疑いはあるものの相手を)取り敢えず信じること」
「(相手に)都合よく解釈すること」
使い方としては、基本的に「give the benefit of the doubt」の形で使われ、例えば「I’ll give him the benefit of the doubt」であれば「私はとりあえず彼のことを信じます」(直訳:私は彼に疑いの恩恵を与えます)のように表現することが出来ます。
早速使い方を見ていきましょう!
「benefit of the doubt」の使い方は?
【例1】
Let’s give him the benefit of the doubt until he turns out to be the one who leaked the confidential information.
(彼がその機密情報を漏らした張本人と分かるまでは、とりあえず彼を信じることにしましょう。)
*「confidential」:「秘密の」「極秘の」の意。
【例2】
A : I’m going to divorce her!
(あいつとは離婚する!)
B : Wait. Do you happen to have any proof that your wife is cheating on you?
(待って。君の奥さんが浮気しているという証拠をひょっとして掴んでたりするの?)
A : No.
(いいや。)
B : If that’s the case, why don’t you give her the benefit of the doubt for now?
(そうであれば、とりあえず今は彼女が悪いと決めつけずに信じてみたら?)
まとめ
いかがでしたでしょうか?相手が言っていることがどうも疑わしいけれど、完全に決めつけることも出来ないような時に使えそうな表現でしたね。とても英語的なイディオムで、知らないとまず訳すことも使うこともできないでしょう。一つ上の英語を目指す方は是非覚えてしまいましょう!
それではまた!
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