「色褪せない」って英語で?
街角を歩いている時や居酒屋でチビチビ飲んでいる時など、自分が若い時に聞いていた曲が流れると、”やっぱ懐メロっていいなぁ~” なんて感じたりするものです。何年、何十年経っても色褪せない曲の力って本当にすごいと思います。
今回はこの「色褪せない」をどのように英語で表現できるかを見ていきたいと思います!
「色褪せる」を和英辞典等で調べると「fade」(色褪せする)という言葉が出てきます。確かに、何かが物理的に色褪せするという場合には「fade」という動詞を使うことが出来ます。例えば、
How can I prevent my T-shirts from fading?
(どうしたら僕のTシャツの色褪せを防げるかな?)
みたいな感じです。
しかし、今回紹介する「色褪せる」は、物理的に色が落ちる(色が褪める)わけではないのでこれとはニュアンスが若干違いますよね?
そうです、ここでの色褪せるは「新鮮味を失う」「古くなる」という意味を持つ比喩表現ですので、実は英語では「色褪せない」を下のように表現することが出来ます。
「never get old」
直訳すれば「古くならない」ですので、すごく簡単ですよね?
では、実際の使い方を見ていきましょう!
「never get old」の使い方は?
【例1】
A : This song brings back memories! It never gets old.
(この曲懐かしいなぁ!全く色褪せないよな。)
B : I feel the same way. Songs had more heart and souls back in the days.
(同感だね。昔は、歌にはもっと気持ちと魂が入ってたよ。)
*「bring back memories」:直訳は「記憶を呼び戻す」、つまり「懐かしい」の意。
*「back in the days」:「昔」「当時」「若かりし時」の意。カジュアルな表現。
【例2】
A : What is your favorite video game?
(一番好きなビデオゲームは何だい?)
B : ‘Final Fight’, hands down!
(’ファイナルファイト’、間違いないっしょ!)
A : Nice! Old-school beat-‘em-up game! It never gets old.
(いいね!懐かしのビーテムアップゲーム!あれはいつやっても最高だよね。)
*「hands down」の詳細はこちらをクリック
参考 「hands down」の意味と使い方を分かりやすく解説!リアル英語
*「old-school」:「古き良き」「古いけど良さがある」「懐かしの」の意。カジュアルな表現。
*「beat ‘em up」:ビデオゲームのジャンルの一つ。相手を倒しながらスクリーン右方向に進んでいくのが特徴、「ベルトスクロールアクションゲーム」の意。
「まとめ」
いかがでしたでしょうか。日本語から英語に訳しづらい時は、別の言い方に変換してみるという作業がとても重要です。「never get old」、ぜひ覚えてしまいましょう。
個人的なことですが、最近の楽曲を聴いても昔のように好きになれる曲がほとんどないのは、単純に歳をとったからでしょうか?昔の方が良い曲(一過性ではなく時間が経っても心を震わすという意味で)がたくさんあったなぁとつくづく感じる今日この頃です。
それではこの辺で失礼します。
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