「pain in the ass/butt」の意味は?
今回は「pain in the ass/butt」というイディオムを紹介していきます。かなりカジュアル表現のため、フォーマルな場での使用は好ましくありませんが、日常会話では使用頻度が高く使い勝手も良いので、ぜひ押さえておきたい表現です。それでは早速見ていきましょう!
まずは単語からチェックしていきましょう。「pain」は「痛み」、「ass」や「butt」は「ケツ」「尻」を表すインフォーマルな言葉です。インフォーマルと言っても「ass」はだいぶ下品な響きがありスラングチック、「butt」は「ass」と比べればまだマシで、ニュートラル寄りの響きがします。
全体を直訳すると「ケツの痛み」となりますが、これが実際にどういう意味で使われるかと言うと、
「うっとうしいもの(人)」
「面倒くさいもの(人)」
「イライラさせるもの(人)」
です。
念のため英語での定義も確認しておくとこんな感じ。
pain in the butt/ass :
Cambridge Dictionary
someone or something that is very annoying
(非常にうっとうしい人やもの)
例えば、私にとって学生時代の「夏休みの宿題」は「pain in the butt」でしたし、「冬用タイヤへの交換作業」も「pain in the butt」です。年がら年中飲みに誘ってくる会社の上司は間違いなく「pain in the ass」でしょう。
意味が分かったところで、例文を確認していきましょう!
「pain in the ass/butt」の使い方は?
【例1】
I don’t want to work with him any more. He’s such a pain in the ass!
(あいつとはもう一緒に働きたくないんだ。本当に面倒くさいんだよ!)
【例2】
A : My new boss likes to go for after-work drinks and I get invited every other day…
(僕の新しい上司は仕事終わりの飲みに行くのが好きでね、二日に一回は誘われるんだ…)
B : That’s really a pain in the ass!
(それは本当にうっとうしいね!)
*「after-work」:「仕事終わりの」「仕事の後の」の意。「after」と「work」をハイフンで繋げて形容詞的に使っている。
*「every other day」:「一日おきに」「隔日で」の意。「every other week」なら「隔週で」になる。
【例3】
Static electiricity in winter is a real pain in the butt! Every time I touch something metallic, it gives me an electric shock!
(冬の静電気はまじでウザい!金属物に触るたびに電気ショックだよ!)
*「static electricity」の詳細は ⇒ ⇒こちらをクリック!
まとめ
いかがでしたでしょうか。「面倒くさい」「ウザい」と言いたい場合に、人にもモノにも使える超便利な表現ですので、ぜひ覚えてしまいましょう。
ですが、上でも触れた通り「ass」バージョンはあまり好ましい響きがしませんので、使用は避けた方が良いかもしれません(友達間であればOKですが)。
丁寧に言いたい場合には、「pain in the neck」(直訳:首の痛み)とも言えますが、「pain in the butt/ass」と比べかなり使用頻度は低いと感じます。状況によって使い分けてみてください。
最後までご覧いただきありがとうございました!
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