「manage up」の意味と使い方を分かりやすく解説!リアル英語

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「manage up」の意味は?

今回は、「manage up」というイディオムを紹介していきます。主にビジネスシーンで使われる表現ですので、特に英語圏で仕事をする方は知っておくとよいでしょう。それではさっそく見ていきましょう!

単語を見てみると、ここでの「manage」は自動詞で「管理する」、「up」は「上に」「上方向に」を表し、全体としては「上方向に管理する」となるのですが、一体どういうことなのでしょうか。
勘の鋭い方はもうお気付きかもしれませんが、実はこの表現は、

(働きやすくなるよう)上司を上手に管理する

上司の信頼を得れるよう立ち回る

というニュアンスを持ちます。

部下が上司を上手に管理すると言っても、点数稼ぎのためにお世辞でヨイショしたり、休憩にコーヒーを献上したりイエスマンでいるというわけではなく、きちんと上司の、特に仕事スタイルや癖、強み弱み、さらには上司の仕事においてのビジョンやゴールも理解しながら、それに足りないものを補ってチームの効率を上げていくという意味が本来の意味です。

時々、「イライラしている上司を上手くやり過ごす」「上司をコントロールして見方に付ける」という若干ネガティブな意味で使う方も見かけますが、こちらは本来の「manage up」の使い方ではありません。

それでは、例文を見ていきましょう!

「manage up」の使い方は?

【例1】

Managing up‘ is no doubt one of the most important skills in the workplace. It’ll help you to better understand your manager’s work style, strengths and weaknesses, needs and expectations.
(上司を上手く管理することは間違いなく職場で最も重要なスキルの一つである。それは上司の仕事スタイル、強み弱み、ニーズや期待をよく理解するのに役立つだろう。)

【例2】<先輩Aから後輩Bへのアドバイス>

A : You’re definitely a high-performer as an individual, but you could work on being a better team player.
(君は間違いなく個人としてはハイパフォーマーだけど、もっとチームプレーヤーになれるよう取り組まないとかな。)

B : Thanks for your feedback. Have you got any other advice on how I can get promoted in the future?
(フィードバックありがとう。将来どうしたら僕が昇進できるか他にはアドバイスあるかな?)

A : It’s not always about you in the workplace. It’s important to learn how to manage up to build a good manager-employee relationship.
(職場では常に自分だけってわけじゃないから。良い上司部下の関係を築くためにマネージアップの仕方を学ばないとね。)

まとめ

いかがでしたでしょうか?「managing up」、職場では非常に重要なスキルですよね。最近では、【例2】の訳のように、日本語でも「マネージアップ」や「マネージングアップ」という言葉が徐々に使われるようになってきたように感じます。

ちなみに、「manage up」と対照的に「manage down」という表現も存在します。もう察しがつくと思いますが、職場において部下を上手に管理していくことですね。高いコミュニケーション力や人をまとめる力はもちろん、部下のやる気を出させて円滑にチームを運営することを指します。こちらも併せて覚えておきましょう!

それではまた!

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