「do wonders」の意味は?
今回は「do wonders」という日常会話頻出のイディオムを紹介していきます。「I wonder why..」のような動詞の「wonder」はよくお目に掛かると思いますが、このイディオムにあるような名詞形の「wonder」には馴染みが無い方が多いと思います。一体どういう意味になるのか、さっそく見ていきましょう!
ここでのポイントはやはり「wonders」、複数形の「s」が付いているので可算名詞であることが分かりますね。可算名詞の「wonder」には「驚くべきこと」「不思議」「奇跡」という意味があるので、イディオム全体の直訳は「驚くべきことをする」「奇跡的な事を起こす」ですが、もう少し分かりやすくすると、
「ものすごい効果がある/効果てきめんである」
「(薬などが)驚く程とても良く効く」
「非常に良い影響を与える」
のようなニュアンスで使われます。念のため英語での定義も見ておきましょう。
do wonders :
Cambridge Dictionary
to cause improvements or have a very good effect
(改善をもたらすこと、またはとても良い影響をもたらすこと)
英語の定義を確認したところで、早速使い方を見ていきましょう。
「do wonders」の使い方は?
【例1】<Cambridge Dictionaryより抜粋>
That new guy is great – He’s done wonders for the company.
(あの新人はすばらしい – 彼は会社にとても良い影響をもたらした。)
【例2】
A : Do you happen to have a painkiller? I have a terrible headache…
(ひょっとして鎮痛剤持ってたりする?頭痛がひどくって…)
B : Sure, here you go.
(もちろん、これ使って。)
—After a short while—
(しばらくして)
B : How are you feeling now?
(今の気分はどうだい?)
A : The painkiller you gave me did wonders for me and I’m perfectly fine now!
(君にもらった鎮痛剤がものすごく効いて、今はもう大丈夫だよ!)
*「happen to do」:「たまたま~する」「偶然にも~する」の意。「Do you happen to do…?」で「ひょっとして~しますか?」を表す。
【例3】
A : Are you feeling okay? You look a little sleepy. Why don’t you take a quick power nap?
(気分は大丈夫?ちょっと眠そうだね。軽くパワーナップ取ったらどう?)
B : Thanks. I’ll be right back.
(ありがと。すぐに戻るね。)
A : A power nap can really do wonders to energize you and boost your productivity.
(パワーナップはエネルギー回復と生産性の向上のためにすごい効果があるんだ。)
*「Why don’t you…?」の詳細は ⇒ ⇒こちらをクリック!
*「power nap」:特に仕事中に取る「(15-30分程度の)短い仮眠」の意。日中このパワーナップを取ると、その後の生産性やパフォーマンスが向上するとされる。
まとめ
いかがでしたでしょうか?使い方はとても簡単でしたね。
ちなみに、「do wonders」の代わりに「work wonders」と言っても同じ意味を表すことが出来ます。使われる頻度としては、ネイティブスピーカーに確認したところ「do wonders」の方が若干多いと感じるとのことでした。いずれにしても、両方押さえておいて損は無いでしょう。
それではこの辺で失礼します!また次回!
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