「It’s up to you」の意味は?
今回は、そのまま使える便利表現から「It’s up to you」を紹介していきます。ある程度英語を勉強している方であれば一度は耳にしたことがあるはず、超メジャーなフレーズの一つと言えるでしょう。それでは見ていきましょう!
このフレーズでのポイントは、やはり「up to」の部分です。「up to ~」は、ここでは「~次第」を意味しており、全体の直訳では「それはあなた次第である」と訳せます。つまり、自然な日本語にすると、
「君に任せるよ」
「君が決めていいよ」
「それを決めるのはあなたです」
というニュアンスになります。
最終的に判断を相手にゆだねる時や、その人が自分で決心しなくてはならないことを伝える時に頻繁に使われます。
意味が分かったところで例文を見ていきましょう!
「It’s up to you」の使い方は?
【例1】
A : Should I do this task first?
(このタスクを最初にやるべきかな?)
B : Well, it doesn’t matter. It’s up to you.
(えーとね、どっちでもいいよ。君に任せるね。)
*「it doesn’t matter」:「どっちでもいい」「どちらでも関係ない」の意。この「matter」は「重要である」「問題である」という自動詞。
【例2】
A : Are you good? You seem upset. What’s going on?
(大丈夫?なんか参ってるようだけど。どうした?)
B : I cannot believe my coworker, who’s 5 years junior to me, got promoted, and now I’ll have to report to him. That’s unfair! Should I consider leaving the company?
(俺の5年下の同僚が昇進してさ、そいつが俺の上司になるんだよ。不公平だよ!俺、会社辞めるべきかな?)
A : I know how you feel, but at the end of the day, it’s up to you.
(気持ちは分かるけど、結局のところそれを決めるのは君だよ。)
*「report to」:「~に報告する」の意。つまり、「A report to B」で「BはAの上司」という意味で用いられる。
*「at the end of the day」の詳細は ⇒ ⇒こちらをクリック!
【例3】
A : Money is the root of all evil, I believe.
(お金は諸悪の根源だと思うよ。)
B : Come on, who said that!? Sounds like you’re looking on the dark side of it.
(待ってよ、そんなこと誰が言ったの!?君はお金の暗い部分を見ているようだよ。)
A : What do you mean?
(どういう意味?)
B : Money is inherently neutral, and it’s like a tool. You can use it for good, you can use it for evil. It’s all up to you.
(お金は本来中立的で、道具みたいなものだよ。善いことにも使えるし、悪いことにも使えるんだ。全て君次第ってことだね。)
*「root of all evil」:「諸悪の根源」の意。
*「look on the dark side」:「物事を悲観的に観る」の意。反対は「look on the bright side」。
*「inherently」:「本質的に」「本来」の意。
まとめ
日常的にあり得そうなダイアローグを3つ挙げてみましたが、使い方は理解頂けましたでしょうか?
今回のフレーズ、特に使い方は難しくありませんが、やはり表情や声のトーン(ボディーランゲージ)が重要になります。これを間違えると(例えば無関心に冷たく言うと)、「勝手にやってろ」「知らんがな」のように、とても相手を突き放したような、さらには偉そうな感じに聞こえてしまいかねません。使う際にはご注意くださいね。
本日も最後までご覧いただきありがとうございました!
コメント