「伊達に~してない」って英語で?
昨日、私の顧客と話をしていた中で「彼、握力強いんですよ。伊達に柔道やってないですよね。」みたいな話が出て、この「伊達に~してない」っていう表現は結構英語にし辛いなと感じたので、是非ここで紹介させて頂きたいと思いました。
「伊達」という言葉ですが、意味合いとしては「かっこつけているが、実際中身が伴っていない様子」というところでしょうか。
まず、最初にどのように表現できるか、それがこちら。
「not … for nothing」
簡単な例文から見てみましょう。「彼、英語上手だね。伊達に英会話スクール行ってないね。」という日本語をまずは英語に訳すと、「His English is good. He doesn’t go to English speaking school for nothing.」となるのですが、今回のポイントである「for nothing」から見ていきましょう。
「for nothing」は日本語では「無駄に」「意味なく」という意味で、例えば「He’s out of the office now.. We came here for nothing.」(彼は今外出中か..無駄にここに(彼のオフィスに)来てしまったね。)となります。
この「for nothing」を「not」で否定すると、「無駄に~していない」「意味なく~していない」となり、そこから「伊達に~していない」のニュアンスが生まれるのです。
ちょっと複雑でしたか?
下で使い方を見てみましょう。
「not … for nothing」の使い方は?
【例1】
A:Wow! He crushed an apple with one hand!
(わっ、彼片手でリンゴつぶしたよ!)
B:Yeah, he has a strong grip. He doesn’t learn Judo for nothing.
(そう、彼握力強いんだよね。伊達に柔道習ってないよね。)
【例2】
He didn’t die for nothing in the war.
(直訳:彼は、その戦争で、無駄には死ななかった。)
(意訳:その戦争での彼の死は、無駄ではなかった。)
*この文では「伊達に~ない」という訳は不自然ですが、「not … for nothing」の使い方の参考まで
まとめ
いかがでしたでしょうか?これは知らないと中々英語で出て来ない表現でしたね。
ちなみに「伊達めがね」のことは英語で「fake glasses」や「faux glasses」と言いますので併せて覚えておいてくださいね^^
それではまた!
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