「at the mercy of」の意味は?
日本の英語学習者には全くと言っていいほど馴染みがないのに、意外とネイティブが使う表現が今回紹介する「at the mercy of」です。
「mercy」は「慈悲」や「情け」を意味するので、直訳では「~の慈悲に」?となりますが、これではどうも意味が分かりませんよね。
「mercy」(慈悲)は「絶対的に強い立場の人が見せる親切さや哀れみ」という意味で、ここでは「絶対的な支配(コントロール)」のようなニュアンスで使われています。その結果、全体として下記のようなニュアンスが出てきます。
「~のなすがままで」
「~に振り回されて」
文脈によっては、
「~に翻弄されて」
「~に左右されて」
のように訳すことも出来ます。
慈悲という言葉が少し硬い印象なので、日常的には使えないのかというとそうでもありません。
日常会話でも、目上の人や、人前で話す場合など、少し丁寧さが求められる場合は良く耳にしますし、もちろんビジネスシーンでも問題ありません。
早速使い方を見ていきましょう!
「at the mercy of」の使い方は?
【例1】
Our company’s management team is always at the mercy of the parent company.
(私たちの会社の経営陣は、いつも親会社に振り回されている。)
【例2】
The agricultural output is at the mercy of the weather.
(農業生産高は天気に左右される。)
「at the mercy of」を使った例文を他のページでも紹介しています。参考にしてみてください!
参考 「ドラゴンボール」シリーズ2:アニメで英語を学ぼう!リアル英語
まとめ
いかがでしたでしょうか。幅広い表現ができるようになるので、知っておいて損はない表現だと思います。「at the mercy of」の代わりに、「at one’s mercy」の形も取ることができますので、こちらも押さえておきましょう。
それではまた!
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