「hit the ground running」の意味は?
今回は、ワンランク上の表現から「hit the ground running」を紹介していきます。この単語の並び、我々日本人英語学習者が、なんとなく覚えるのが嫌だなぁと感じるイディオムではないでしょうか。
私自身、初めてこの表現を見た時は覚える気にもなりませんでしたが、ネイティブと会話をしたり仕事をするようになってからは、結構登場するため覚えざるを得なくなってしまった表現の一つです。それでは始めましょう!
まずは単語から確認、「hit」は「~を打つ/たたく」「~に達する」「~にぶつかる」、「ground」は「地面」、「running」は「走りながら」を意味するので、イディオム全体の直訳としては「走りながら地面に達する」ですね。ここから本来の意味に到達するのは難しいと思いますが、このイディオムが言わんとしていることはこんな感じ。
「初めから全力でやる」
「最初から全開で行く」
イメージとしては、高いところから飛び降りて地面に着地する時に、一度止まってから走り出すのではなく、着地と同時に走っている、つまり時間や動きの無駄がない様子からこのような意味が生まれたようです。
意味が分かったところで使い方を見ていきましょう!
「hit the ground running」の使い方は?
【例1】
A : I heard Mike just joined the team last week. How’s he doing so far?
(マイクが先週チームに加わったって聞いたよ。今のところ彼の調子はどうだい?)
B : He’s doing really well from day one. Everyone likes him; he’s very respectful to everyone, plus he already scored three goals in the first official match.
(初日からイイ感じだよ。みんな彼のことが好きだし;みんなに礼儀正しいしね、さらに最初の公式試合で3得点を挙げたんだ。)
A : Sounds like he’s hitting the ground running!
(最初から全開って感じだね!)
【例2】
A : How did the job hunt go?
(求職活動はどうだった?)
B : I got accepted by a pharmaceutical company in Tokyo.
(東京の製薬会社に決まったよ。)
A : Congrats! Are you excited about working there?
(おめでと!そこで働くのワクワクしてる?)
B : I have mixed feelings, I’m excited and nervous at the same time.
(複雑な気持ちだよ、楽しみでもあるし同時に緊張もしてるよ。)
A : You might want to learn more about the industry so you can hit the ground running.
(最初から全力でやれるように、業界についてもっと学んでおいた方がよいかもね。)
*「pharmaceutical」:「製薬の」「薬剤の」の意。
*「mixed feelings」:「複雑な心境(気持ち)」の意。
*「might want to」の詳細は ⇒ ⇒こちらをクリック!
まとめ
いかがでしたでしょうか。一見すると難しい表現ですが、イメージが出来れば覚えやすいイディオムだと思います。
「hit the ground running」の意味に近い表現だと「get off to a good start」がありますが、こちらも以前紹介していますので、気になる方は是非 ⇒ ⇒こちらからチェックしてみてください!
それではまた!
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