「heavy lifting」の意味は?
今回は「heavy lifting」という表現を紹介していきます。日常会話はもちろん、ビジネスシーンでもお目に掛かる、知っていると便利な面白い表現です。それでは早速見ていきましょう!
まずは単語を見てみると「heavy」は「重たい」、「lifting」は「lift」(持ち上げる)の動名詞で「持ち上げ(ること)」を表します。全体としては「重たいものを持ち上げること」つまり「重労働」のように直訳できるのですが、実はこの表現、慣用句としてしばしば下記のような意味で使われます。
「もっとも大変な部分」
「一番難しくて厄介な仕事」
例えば、会社のプロジェクトを例に挙げてみましょう。一つのプロジェクトを完成させるため、そこには様々なタスクが存在するわけですが、その中でも一番難しく手間も非常に掛かるために誰も引き受けたくないタスク、これがまさに「heavy lifting」なのです。
何となくニュアンスが分かったところで、例文を観ながら使い方を学んでいきましょう!
「heavy lifting」の使い方は?
【例1】
A : Team, I really appreciate all the efforts you’ve put into this project to make the product a great success.
(聞いてくれ、この商品の成功のためのみんなの頑張りに本当に感謝する。)
B : But, let’s not forget that William did the heavy lifting by analyzing customer data and identifying the right target market.
(でも、ウィリアムは顧客データの分析や適切なターゲット市場を見つけるのに最も大変な仕事をしてくれたということを忘れてはいけませんね。)
【例2】
A : Congratulations! You finally got promoted to the manager position.
(おめでとう!ついに管理職に昇進だね。)
B : Thanks. But I’m not sure if I really deserve the promotion…
(ありがとう。でも僕が本当にこの昇進に値するのか分からないんだ…)
A : You do! You’ve been working hard since you joined our company, and you’re always willing to take on the heavy lifting that nobody wants to touch.
(当たり前でしょ!この会社に入ってからずっと頑張ってきてたんだし、誰もやりたがらない仕事をいつも喜んで引き受けてるし。)
*「take on」:「~を引き受ける」の意。
まとめ
いかがでしたでしょうか?何となく「heavy lifting」のニュアンスを掴んでいただけましたでしょうか。例文は両方とも仕事チックになってしまいましたが、仕事外でも問題なく使えます。
例えば、バーベキューは本当に楽しいものですが、材料を準備したり、火を起こしたりと、何かと大変なことが多いですよね。自治会の体育祭なども、参加するのは簡単ですが準備するのは一苦労です。これらは正に「heavy lifting」と言えるわけです。
便利なので、機会があればぜひ使ってみてくださいね!
それではこの辺で失礼します!また次回。
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