「bad apple」の意味は?
今回はワンランク上の表現から「bad apple」を紹介していきます。「bad」も「apple」も今の時代小学生でも知っている単語だと思いますが、日常的にはどういう意味で使われるのか早速見ていきましょう。
単語的には、「bad」は「悪い」「腐った」、「apple」はご存じの通り「リンゴ」を意味し、「bad apple」の直訳としては「腐ったリンゴ」となります。しかし、リアル英語ではこれとは別の意味で使われることが多いのですが、それがこちら。
「(周りに悪影響を与える)悪い人」
「(グループや組織の)ガン」
です。
よく会社でも「あいつはガンだから、辞めさせないと…」なんてことが言われたりすると思いますが、まさにこういう状況で「bad apple」を使うことが出来ます。
なぜ「bad apple」なのか?これは、英語の格言の、
「One bad apple spoils the whole barrel」
(一つの腐ったリンゴが樽全体をダメにする。)
から来ているものなんです。非常に覚えやすいと思います。
意味が分かったところで、例文を見ていきましょう!
「bad apple」の使い方は?
【例1】
Nothing goes well with a bad apple in an organization.
(組織にガンがいると何も上手く行かない。)
【例2】
It is one of the most important things for leaders to prevent their team members from degenerating into a bad apple.
(リーダーにとって、チームメンバーが腐ったリンゴに成り下がるのを防ぐことは、最も重要な事の一つである。)
*「degenerate」:後ろに「into」を伴い、「~に堕落する」「~に退化する」「~に成り下がる」の意。
【例3】
A : It’s apparent that your team’s performance is going down. What’s going on?
(君のチームの成績が明らかに落ちているね。どうなっているんだい?)
B : Yeah, I’m aware of that. I feel like productivity has decreased since Jason joined my team.
(そう、分かっているよ。ジェイソンが俺のチームに加わって以来生産性が落ちたように感じるんだ。)
A : I thought he’s a well-trained employee.
(彼はよく訓練された従業員だと思ったよ。)
B : He is. Here’s the thing, what he really needs is coaching. He’s not desciplined at all. He’s just a bad influence on the people around him.
(よく訓練はされてる。実はね、彼に必要なのはコーチングなんだ。彼は規律がなってなくてね。彼の周りの人たちに悪影響なんだよ。)
A : I see. Do you think you can turn the bad apple into a good one?
(なるほどね。君はそのガンを模範的従業員に変えられると思うかい?)
B : I’m not sure, but I’ll try my best.
(分からないけど、最善は尽くすよ。)
まとめ
いかがでしたでしょうか?日本では、リンゴの代わりに「腐ったミカン」の例えをよく使いますよね?このイメージに似ているのでとても覚えやすいと思います。
また、「bad apple」の代わりに「rotten apple」のように「rotten」(腐った)を使うこともありますので併せて覚えておくと良いでしょう。
それでは、GOOD LUCK!
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