「紙一重」って英語で何て言うの?使い方も分かりやすく解説!リアル英語

英語で何て言うの?シリーズ

「紙一重」を英語で?

今回は「紙一重」を英語でどのように表現できるかを見ていきたいと思います。これは英訳に困りがちな表現の一つではないでしょうか。

そもそも「紙一重」のイメージは、比較される対象の間には、ただの紙ほどの薄さ程の差しか存在しないというものだと思います。これを踏まえ「紙一重」を直訳しようとすると、どうしても「a thin sheet of paper」(一枚の薄い紙)なんて言いたくなってしまいますが、英語ではこのようには表現せず下記のように言います。

a fine line

そうです、「fine」には「細い」という意味があるので、「細い線」と表現されるんですね。

英語表現が分かったところで、次は使い方を見ていきましょう!

「a fine line」の使い方は?

【例1】

There’s a very fine line between a genius and a fool.
(意訳:天才と馬鹿は本当に紙一重だ。)
(直訳:天才と馬鹿の間にはとても細い線がある。)


【例2】

A : What is your advice to young people as a successful entrepreneur?
(成功した起業家として、若い人たちに何かアドバイスは?)

B : Don’t be afraid of failures. There’s always a very grey fine line between success and failure.
(失敗を恐れないで。成功と失敗はいつも紙一重なんです。)

【例3】

A : Hey, congrats on the promotion to manager! That’s awesome!
(マネジャーへの昇格おめでとう!すごいじゃん!)

B : Thanks! I’m trying to figure out how I should interact with my staff now.
(ありがと!これから部下とどう付き合っていくかを考えているんだよ。)

A : What do you mean?
(どゆこと?)

B : Well, I think there’s a fine line between being a friendly, approachable manager and being taken lightly.
(うーん、フレンドリーで近づきやすい上司と軽くみられることっていうのは紙一重だと思うんだよ。)

A : True, but as long as you have a clear vision and genuinely care about your team, you’ll do great.
(そうだね、でもはっきりしたビジョンを持って、チームを心から大事にする限り、君は大丈夫だよ。)

*「interact with」:「~と交流する」「~と関わり合う」の意。

*「approachable」:「近づきやすい」「取っ付きやすい」の意。

*「take lightly」:「~を軽く見る」「~を侮る」「~を甘く見る」の意。

まとめ

いかがでしたでしょうか?細い線のイメージが湧いてきましたか?

使い方は「There’s a fine line between A and B」を基本とし、【例1】や【例2】のように「line」の前に形容詞が付くことも頻繁に見受けられます。

こういう表現は、言葉ではなくイメージを思い浮かべて覚えるようにしていきましょう!

それではこの辺で失礼します!

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