「Don’t feel obligated」の意味は?
今回は、そのまま使える便利表現から「Don’t feel obligated」というフレーズを紹介していきます。日常会話で良く耳にしますが初めて聞くと理解に苦しむ表現ですので、ここできちんと学んでいきましょう。
まずは単語を確認、「don’t」は「~するな」、「feel」は「感じる」、「obligated」は「obligate」(~に義務を負わせる/義務付ける)の過去分詞形ですので、「Don’t feel obligated」全体の直訳としては「義務を負わされていると感じるな」となりますね。自然な日本語にするとこんな感じ。
「無理しないでね」
「絶対しないといけないと思わないで」
つまり、相手に ’強制されている感’ ’無理強いされている感’ を持たせないよう前置きするためのフレーズなんです。
それでは、実際の使い方を見ていきましょう。
「Don’t feel obligated」の使い方は?
【例1】
A : Hey, I’m buying a new sofa for my room next week. Do you need my old one?
(あのさ、俺来週新しいソファーを買うんだよ。古いやついる?)
B : Hmm.. Yeah, I could take it.
(んー.. そうね、もらうよ。)
A : Cool. But don’t feel obligated if you don’t really need it. I can ask someone else.
(いいね。でも、本当に必要ないなら無理にもらわなくていいからね。他の人に聞くから。)
B : No, it’s fine. I actually could use it. Thanks!
(いや、大丈夫。あると助かるな。ありがと!)
*「could use」:「~があったら助かる」「~があるとありがたい」の意。
【例2】
A : Can I talk to you for a minute?
(ちょっと話していいかな?)
B : Of course, what’s up?
(もちろん、どうしたの?)
A : I don’t know, but I feel like my boss and my coworkers don’t really like me. I can’t seem to get on their good side no matter what I do.
(何て言うかさ、上司や同僚に好かれてないように感じるんだ。どうやっても彼らに気に入られそうにないんだよ。)
B : Oh, I’ve been there too.
(あぁ、俺も経験あるよ。)
A : How did you deal with it?
(どうやって対処したの?)
B : It may not be the best idea, but if you have the guts to leave the company when things don’t improve, you could try having a meeting with them. Just be honest and share how you feel.
(ベストの案ではないかもだけど、もし状況が変わらない時に会社を去る根性があるなら、彼らと話し合いをもってみるのもいいかもね。正直に君がどう感じているかを話すといいよ。)
A : Right. I can’t continue like this anyway. I’m going to borrow that.
(そうだね。どっちみちこんな状況は嫌だからね。その案借りるよ。)
B : It worked for me, but don’t feel obligated if it seems too much or unrealistic, okay?
(俺はそれで上手く行ったけど、もし難しかったり現実的じゃないと感じるなら無理しないでね、いいかい?)
A : I think it could really help. Thanks for your suggestion!
(上手く行くと思うよ。提案ありがとね!)
*「get on one’s good side」:「~の機嫌を取る」「~に気に入られる」の意。
逆の表現については ⇒ ⇒こちらをチェック
*「I’ve been there」:「同じ経験があります」を表す常套句。原義は「私もそこに行ったことがあります」から。
まとめ
いかがでしたでしょうか。例文が長くなってしまい大変恐縮ですが、使い方のイメージは掴めましたでしょうか?
ちなみに、「Don’t feel obligated to do」という形にすれば、具体的に「無理に~しないでね」「絶対に~しないといけないと思わないで」と表現することが出来ます。【例1】であれば「Don’t feel obligated to take the sofa」ですし、【例2】であれば「Don’t feel obligated to follow my advice」といったところでしょう。
相手に義務感を感じさせないように、こういうフレーズをサラッと言えたら親切だと思います。ぜひ覚えておきましょう!
本日も最後までご覧いただきありがとうございました!
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