「glass ceiling」の意味は?
今回は、ビジネスの現場で耳にすることもあるであろう「glass ceiling」という表現を紹介していきます。
さて、直訳すれば「ガラスの天井」というこの表現、実は比喩表現であり一般的には、
「(昇進・昇格を遮る)見えない壁」
「(人種・性別などのため)事実上存在する障壁/限界」
と言う意味で、基本的には会社等の組織の中で使われます。
イメージとしては、組織のキャリアという階段を昇って行ったら、透明な天井がそこには存在し、(頭打ちで)これ以上上には行けない感じですよね。何となくイメージ湧きますでしょうか?
概念が理解できたところで、早速、使い方を見ていきましょう!
「glass ceiling」の使い方は?
【例1】
A : I’ve been with my company for more than 10 years, but I’ve seen no Asian managers whatsoever before.
(うちの会社に10年以上いるけど、アジア人のマネジャーって一切見たことないなぁ。)
B : I see. There definitely exists a very thick glass ceiling in your company, then.
(なるほど。君の会社には確実に見えない障壁が存在するってことね。)
【例2】
Historically speaking, the board of directors of our company would consist of male board members, 100%. She is now the first-ever female board member, and we can say that she has finally broken the glass ceiling.
(歴史的に言って、我が社の取締役会は100%男性の取締役で構成されてきた。彼女は今、最初の女性取締役であり、ガラスの天井を取り除いたと言える。)
まとめ
いかがでしたでしょうか?
日本でも海外でもダイバーシティーが騒がれるようになって以来、少なくなってきたとは言え、未だに多くの企業では「glass ceiling」が存在するのは事実だと思います。
とはいえ、’えこひいき’ や ’忖度’ に比べれば、ガラスの天井のほうが若干マシかもしれませんね。
みなさんが何らかの「glass ceiling」の犠牲にならないことを願っています。
GOOD LUCK!
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