「相見積もり」って英語で?
今日は「相見積もり」を英語で何て言うのかを紹介していきます。オフィスで働いていれば、部署や仕事内容によっては毎日のように耳にする言葉でしょう。複数社から比較のために同時に見積もりを取ることですが、略して「相みつ」なんて言われますよね。
さて、「相見積もり」を直接英語にしようとすると結構無理があります。そもそも「相」の意味がよく分からないです。。こういう時は直訳ではなく、その言葉がどういうメッセージを持っているのかその本質を考え、別の言い方にしてみるということがとても重要です。
「相見積もり」とは複数社の見積もりを競争させるという意味ですので、「競争の見積もり」と言うのが分かりやすいでしょう。「競争の」という形容詞は「competitive」、「見積もり」は「quotation」ですので、英語ではこのように言います。
「competitive quotation(s)」
日本語より分かりやすいですよね。
ちなみに、「相見積もり」は複数社からまとめて取る物ですので、通常は「competitive quotations」のように複数形で用いられることが多いです。
それでは使い方を見ていきましょう!
「competitive quotations」の使い方は?
【例1】
A : Have you requested competitive quotations to our suppliers yet?
(もうサプライヤーに相みつ依頼してくれた?)
B : Not yet. I’m preparing an RFQ right now. It’ll be ready soon.
(まだです。今見積依頼書を準備しています。もう出来ますよ。)
*「RFQ」の詳細はこちらをクリック
参考 「RFQ」の意味と使い方を分かりやすく解説!リアル英語
【例2】
A : Are you sure this is the best deal?
(これが最善の取引だと自信があるのか?)
B : I assume so. XYZ Trading is the best-known company in this arena.
(そう推測しますが。ピーチ社はこの分野では最も名が通っていますし。)
A : Have you collected multiple competitive quotations?
(複数の相見積もりは取ったの?)
B : No. Why do we have to do that?
(いいえ。なぜそうしなくてはならないのです?)
A : We strategically do that to make sure that we’re getting the best value for the money.
(価格に対して最高の価値を間違いなく得れるよう、戦略的にやるんだよ。)
*「make sure that」の詳細はこちらをクリック
参考 「make sure (that)」の意味と使い方を分かりやすく解説!リアル英語
まとめ
いかがでしたでしょうか?今日から仕事で使えそうな表現でしたね。社会人であれば絶対に知っておきたいところです。
「competitive quotations」という代わりに「multiple quotations」(複数の見積もり)とだけ言っても「相見積もり」を表現することは可能です。
ちなみに、「quotation」の代わりに「estimate」は使えないか?という質問も聞こえてきそうですが、結論を言うと「estimate」は使われることはまずありません。それは「estimate」の見積もりとしての不確実性のためです。比較しているのに不確実なものでは意味がないですからね。「quotation」と「estimate」の違いは下の記事を参照いただければと思います。
参考 「quotation」と「estimate」の違いを最短で分かりやすく解説!リアル英語
それではまた!
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