「raise the bar」の意味は?
今回は「raise the bar」というイディオムを紹介したいと思います。個人的によく使う表現で、幅広いシーンで用いることが出来る便利表現です。それでは早速見ていきましょう!
単語を確認してみると、「raise」は「~を上げる」、「bar」は「棒」ですので、全体を直訳すると「棒を上げる」となりますが、まずはどういう意味で使われるのかと言うと、
「難易度を上げる」
「ハードルを上げる」
です。
実はこのイディオムは、バーの高さを上げることで難易度が上がるスポーツ、走り幅跳びや棒高跳びから生まれたと言われており、とてもイメージしやすいですよね。
それでは例文を見ながら使い方を学んでいきましょう!
「raise the bar」の使い方は?
【例1】
A : Jon, you’re doing great at the deep-fry station now.
(ジョン、もう揚げ物ポジションはイイ感じでやってるじゃないか。)
B : Thank you very much, manager.
(ありがとうございます。店長。)
A : Well, let me raise the bar – I need you to take care of the grill station at the same time.
(それじゃハードルを上げてみよう - グリルポジションも一緒に面倒見て欲しいんだ。)
B : Can I get a raise, by any chance?
(ひょっとして、お給料上がったりします?)
*「station」:ここではレストランで言う「ポジション」「持ち場」の意。
*「take care of」:「~の面倒を見る」「~を引き受ける」の意。
*「by any chance」:「ひょっとして」「もしかして」の意。
【例2】
A : Everyone, let me introduce Joseph to you all. He’s lived in Japan for over three years and speaks Japanese fluently.
(みんな、君たちにジョセフを紹介する。彼は日本に3年以上住んでいて流暢な日本語を話すんだ。)
B : Boss, I’m not that great…
(ボス、そんなに上手じゃないですよ…)
A : Yes, you can speak as fluently as we Japanese do. Why don’t you introduce yourself in Japanese?
(いや、君は我々日本人のように上手に話せるじゃないか。日本語で自己紹介してみたらどうだ?)
B : In Japanese? Oh no.. You’ve raised the bar too much for me.
(日本語でですか?参ったなぁ.. ハードル上げすぎですよ。)
*「Why don’t you」の詳細は ⇒ ⇒こちらをクリック!
まとめ
いかがでしたでしょうか?特に【例2】のシチュエーションのように、ハードルを上げたり上げられたりした経験は誰しもあるのではないでしょうか。もし、誰かにハードルを上げられたら、「You’re raising the bar now!」(ハードル上げすぎ!)と言ってみてくださいね!
それではまた!
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